学生クリスマスパーティ【リレー小説 7話目】
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「うおおクリパ最高ー‼︎!」「うおおー⁉︎」
「わっしょい!わっしょい!」
...盛り上がっている。誰がどの叫び声を上げたかなんて見当もつかない。
さっきから旬さんと葱杜さんはどっか別の部屋に引っ込んでいる。あ、今戻ってきた。
さてと、自分に届いた包みを見る。包みはクリーム色で、赤と緑のリボンがかけられていた。端っこには淡い色のバラの飾りが付いている。
中にはスノードームが入っていて、ガラスの玉の中でウサギとシカが座っている。ドームには鳥が止まっていた。
あたしはオルゴール(We wish a merry Christmasという曲が入っている)をプレゼントにしたが、一体誰に届いたのだろう?楽しみだな。
「あ、そうだ」
あたしはポケットを漁る。出てきたのはプレーン味のラスクだ。空いているお皿にザラザラ入れていく。
「これ、チーズフォンデュにつけたらおいしそうだと思って持ってきたから、食べて〜」
「え、ホントですか⁉︎」とゆりゆりさんがかけよってくる。
「流石っす姉御!」「マヂ女神っす姉御!」葱杜さんとしろくろさんが口々に叫んだ。
「もう、照れるじゃん〜w」と笑って答える。向こうでこのやり取りに爆笑してるハナさんが見えた。
ましゅまろ。さんはキーホルダーの写真を撮り終えて、今度はチーズがけラスクの写真を撮った。キーホルダーを大事そうに握ったままで。
「ゴメン、シャンメリーのおかわりある?」と京緋さんに声をかけられたので、すぐさまシャンメリーの瓶を取りに行く。
瓶を持って戻ると、皆におかわりをせがまれた。皆のグラスにどんどん入れる。
「ところで、みーみんはここにある料理で何が一番好き?」そう聞いてきたのは豚骨ことトンBO-NNさんだ。
「どれも美味しいから優劣つけがたいけど...強いて言うならラザニアかな」
「本当にどれも美味しいですよね!」と旬さんが頷く。
今度はあおぐもさんが話しかけてきた。
「さっき旬と国王がどっか行ってたけど、どうしたんだろ?」「トイレじゃなかったですよね」
ふたりで首を捻った。
「きっと何かサプライズがあるんだよ!」とハナさんが言う。
しろくろさんも頷いた。
ゆりゆりさんが「じゃあ直接聞いちゃうと面白くないですね〜」と呟く。
「そもそも教えてくれるわけないでしょ、サプライズなんだし」と京緋さんが意見を言う。
ましゅまろ。さんが「確かにそうだね」と苦笑いする。すると、
「何話してるの?」と葱杜さんが聞いてきた。とんこつさんが「ぎゃ」と短く悲鳴を上げる。
「な、何もないですよ」とあおぐもさんが微笑んだ。
旬さんが「話は聞いてたけど、サプライズがあるっていうのは正解。でもそれが何がは秘密だよ!」と笑って見せた。
皆で「は〜い!」と言う。
急にどこかからワルツが聞こえてきた。天井からウィーンと音がして、ミラーボールが出てくる。やっとパーティが始まったって雰囲気だ。実際まだこの騒がしくて楽しい一日はまだ終わらない。あたしはこれから起きる事が楽しみでたまらなかった。
「あ、」皿の上のラスクはあと一枚になっている。
すぐさま、ハナさんと葱杜さんのラスク争奪戦が始まった。
やれやれ、もっと沢山持ってくるべきだったかな...
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はい、読んでくれてありがとうございました。
小説を書くのはすごく久しぶりだったんですけど、これで大丈夫でしょうか...?中身スカスカの文になってないといいのですが。
感想をくださると嬉しいです。
では、次(国王だったっけ)お願いしまーす!
ここまで読んでくれてありがとう❣