また頑張れる理由を見つけるために、たっぷり休もう。 #soar応援
こちらの記事には、ウェブメディアsoarの4周年に向けて、soarメンバーやsoarライター・これまで記事に登場した方たちがsoarへの思いを綴ったコラムを掲載しています。
こんにちは!11月からsoarの事務局スタッフになりました、河野奈保子です。大学生の頃からあだ名がQちゃんになったので、社会人になっても主にQと呼んでもらっています。
現在フリーランスでいくつかの企業やNPO、団体を掛け持ちしながら、プロジェクトマネジメントや講座企画等のお仕事をしています。
最近「プロジェクトデザイナー」「コミュニケーションディレクター」と、素敵な肩書をつけて頂いたので、色々名乗っていきたい所存。
soarのお仕事、運営に関わって1ヶ月。4周年を迎える12月になりました。ほんの数ヶ月前まで、こうしてsoarのコラムを書いている自分を想像していなかったので、人生とは本当にどんな出会いが待っているかわからないものです。でも、それがとても楽しい。
私は1読者として、ウェブマガジンsoarが産声をあげた2015年から、コソコソ読んでいました。なぜコソコソかって?当時別のウェブマガジンを運営するチームにいたので、きっと意識していたのでしょう(恥ずかしい笑)
でも、コソコソ読んでいたのは、もう一つ理由がありました。
「役割」を降りれない怖さを経験して
私は今年39歳。来年40歳になります。社会人歴も長くなり、様々な年代や価値観の調整やコミュニケーションを担うお年頃です。
(会社で言うところの中間管理職ってやつですね。)
とにかくたくさんたくさん働くことで、人と出会うことで、調整をすることで、自分の「社会人としての役割」を作ってきました。
もうちょっと詳しく話すと、NPOやソーシャルデザイン、コミュニティデザインという分野で仕事を続けていくこと、仕事を探すことが困難だった時代からの積み重ねで「とにかくこういう分野で仕事を続けたい・続けなくては…!」と、ずっとずっと踏ん張ってきました。
関わったまちも、人も、内容もすべてすべて愛おしくて今でも大事な存在。
もちろん弱音も吐いたり、悔し涙を流したり、親しい人たちにたくさん相談にのってもらって今があるけれど「本当に限界だーーーーー!」ってずっと言えなかったんですね。「降りる」ことが本当に怖かった。ここで降りたら自分が頑張って積み上げたものを誰かに取られるのではないか、次の仕事が見つからないのではないか、とずっと不安と隣合わせで生活していました。
なんでも見透かされているようなsoarに緊張していた
話を戻して。なぜコソコソsoarを読んでいたかっていうと、すごく心がざわついたんです。「ああーーーそんなに優しくしないでーー見つめないでーー!!泣く!!!」みたいな感じ。soarは不思議な存在で、なんでも見透かされる兄弟姉妹みたいな感覚でいます。だから気を張っているとき、記事を読むと泣くのがわかってるので、少し距離をとっていました。(soarチームの誰にも言ってませんでした、この話。)
そんな張り詰めていた時期を過ごしていましたが、今年の3月にそれまで働いていたNPOを退職して、思い切って半年休もう!と決断しました。
さっきまで「降りる」のが怖かったと書いてましたが、昨年担当していた大きなプロジェクトを走りきったときにふと「ああ、次のステージに行きたい。」と思ったのがきっかけで、そして本当に疲れ切っていたので(あくまで前職だけでなく、社会人人生の積み重ねです…!と、フォロー笑)
「とにかくゆっくり休んで。生活はどうにでもなるし、自分におつかれさましてあげなね」と、夫に言ってもらえたことで吹っ切れました。
生きるエネルギーに、その人らしさを感じるんだ
半年間本当によく休み、よく寝て、よくごはんを食べ、好きなものだけ見ていてわかったことは、休むこと、離れることは「降りている」のではなくて、「たくわえている」のだと思いました。
生きるエネルギー。それは身体はもちろん心もそうで。どちらかが欠けたり疲れ果てていた時期が続いてたのを思い知りました。
仕事を再開した最近は、また目まぐるしい日々にドキドキしながら、日々の中でどうたくわえを作って、生活にのぞめるかを実験しているところです。
そして、泣きながらsoarを読むことに抵抗もなくなりました(笑)
今日も頑張って生きるぞ~!って泣きながら決意して寝ます(目が腫れますね)
記事やコラムに出て頂いているみなさんの言葉、あり方が本当に美しくて。soarを読んでいると、生きるエネルギーがその人の心身に合ったかたちで出ているのを感じます。
私も自分のエネルギーをまた大事な人達におすそ分けしていきたいと、力と希望が沸いてきます。
これからsoarでやりたいこと
これまでNPOや地域コミュニティで、さまざまなプロジェクトの立ち上げや運営をやってきました。ひとりひとりが大事にしたい価値観を、より共感してくれる人たちにどうつなげるか、また、持続可能な仕組みを作っていくか。ゼロベースで試行錯誤していくことが多かったです。
4周年、そして5年目を迎えるsoarというメディアが、より多くの人の共感や行動に寄り添える仕組みやプロジェクトづくりに貢献していきたいと考えています。
めぐりめぐって今soarで働くことになったのは、やっぱり親しい価値観や大事なものがつながっていたんだなと思いながら、画面の前でフフッと笑っています。
これから読者のみなさんと様々な形でお会いできること、
つながっていけることを楽しみにしています。
Written by 河野奈保子/soar事務局
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soarはNPO法人soarが運営するウェブメディア。「人の持つ可能性が広がる瞬間を捉え、伝えていく」ことを目指し、障害者や高齢者、LGBTなど様々な人の生き方やサポート事例について紹介しています。
2019年12月22日に迎えるメディアオープン4周年に向けて、サポーター会員800名を目指しています。(現在760名のサポーターのみなさんに支えてもらっています!)より多くの人にsoarを知ってもらうため、今年もハッシュタグキャンペーン「#soar応援」 を実施します。
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