古賀さんnote記事 2015年9月分

古賀史健さんのnote記事研究
今日は2015年9月分の19件です。

【タイトル】
モブキャラとしてのぼくたち ☆
真夜中のラブレター問題
A Hard Day's Night
工事と納期とヘッドフォン
宿酔いがつくったウィークエンド
よのなかが騒々しくなってきたときに気をつけている3つのルール
秋がさみしいその理由
長嶋茂雄の夢
ライターという肩書き
工夫と炊飯器
ことばについて考える ☆
2年前のおもてなし
誠実と不実と不まじめと
きらいなことがやれる場所
あそこのお店の看板メニュー
アイドルの顔がみんな同じに見える病
なぜひとの顔をおぼえられないのか
勝ち方よりも負け方を
セクシーよ、カモン!


最近、マンガの読みすぎで寝不足のせいか、今日は頭が働かないです…。いつもかな。

ひとつ目の記事はマンガに関連していたから、という理由で選びました。

『モブキャラとしてのぼくたち』

マンガや映画の世界に、「モブキャラ」という言葉があります。
大コマの背景に描かれるような群衆、通行人、名もなき人々、あるいはザコ。そういう有象無象の人々を指す言葉です。
このモブ(mob)という言葉、マンガや映画から離れた社会学なんかのフィールドではモッブと呼ばれ、単なる群衆というよりは、乱衆、暴衆、暴徒たち、みたいな意味合いで使われる言葉です。


そういう意味だったのかぁ!

さらに、近年のSNS(とくにX)での炎上に参加する人たちについて。

しかもそうやってヒャッハーしてる自分自身、乱衆としての「モッブ」になっている。そんな「モッブがモブをヒャッハーしてる」構図が、炎上騒ぎの厄介なところなのかと思います。
それで、インターネット(とくにSNS)に籍を置く以上、なかなか「脱モブキャラ化」はむずかしい。実名を基本としたFacebookでさえ、モブキャラ化をまぬがれえない。
だから、手間を惜しまず「会う」ことの価値、これからますます高まってくるよなあ、と思います。会いましょう、みなさん。ぼくもこの仕事が片づいたらいろんな人に会いたいっすよ。


ちょうど今日(2024年10月11日)の古賀さんのnoteも『非難GOGOが起こる理由。』という、まるでこの記事への返答みたいだったので、同じ日に読めてよかった!

その理由をここに書けるのは、順調にいけば半年後くらいかなぁ。

あ、でもその月の2件に選べない可能性もあるのでやっぱり引用させてください。

人は「罰するのが好き」だから、非難GOGOの空間が生まれてしまう。たぶんぼく自身のなかにもその成分はあるのだろう。GOGOの勢いに乗らないのはもちろんのこと、罰する快感にも落ち着いて距離をとれる自分でありたいと思う。


ちょっと今日は(いつもか)深い思考ができないんですが、私はX(での推しの応援)から距離を置いていて、まさにその理由が、あまりにも自分の正義感で誰かを罰しようとする人が多いからでした。

と書いている私も、自分の正義感でその人たちを罰しようとしているモブなのかも…。


次の記事も少し関連があります。

『ことばについて考える』

日本語学者の金田一秀穂さんに取材させていただいたとき、「日本語の乱れ」について質問したことがあります。どう思われます? やっぱり正しい日本語を使わないと、いろいろ困りますよねえ、みたいなニュアンスで。

すると金田一さんは、「どうでもいいんじゃないですか」と笑い、はっきりとこう付け加えました。

「ことばとは、時代によって変化するものです。そしてその変化は、誰かが変えようと思って変えられるものではありません。逆に、変えまいとしても、そのままの形にとどまらせることは決してできない。それがことばの本質です」

以来、このことばは、ぼくのなかにどっかりと錨を降ろし、ふわふわした考えが流されていかないよう、その船を支え続けています。日本語の定義としてではなく、世のなか全体のさだめのようなものとして。

いやな世のなかになったなあ、という気持ちから「ネット社会にもの申す!」みたいな憤りの声を上げても、なんにも変わらないと思うんです。そうではなく、「せめてわたしは誠実であろう」と日々を送ること。もしもなにかが変わるとしたら、そういうところからはじまるんじゃないかと思います。
それで、「せめてわたしは誠実であろう」の具体といえば、やっぱりことばになるんじゃないか。普段、どんなことばを使って生きているのか。あるいは、どんなことばを自分に禁じているのか。
ネット社会をながめてきてつくづく思うのは、「ことばは場をつくる」ということです。そしてきっと、「ひとは場によってつくられる」のでしょう。この事実がありありと可視化されたことは、ぼくにとってけっこう大きなネットの恩恵でした。
日本語を守る必要なんか、まったくない。けれども自分のことばは守りたい。そんなふうに思っています。


さすがに引用しすぎでごめんなさい。

「せめてわたしは誠実であろう」

私も心からそう思います。

そう思うならば、この引用のしすぎもかなり誠実じゃない気が…。
ひどい記事をリツイートとかいいねをするだけでも暴力だと思ったことがあるのですが、それなら良い記事でも引用するだけでわかったような気になっちゃいけないですよね。

明日からは引用を減らして、もう少し自分のことばで考えたことを書きたいと思います。

今日は本当に頭が回らなくてすみません…。

夜中に暗い部屋で、長時間スマホでマンガを読むのは避けよう。きっと精神的によくなくて、もの申すモブになってしまう。

あ、Xだけじゃなくてジャンプ+のコメント欄もちょっと気が滅入ってしまう時があるので距離をとりたいのですが、ついつい一話ごとに覗いちゃうんですよね。

昔、ジャンプ本紙や単行本で、ひとり抱えきれない感情を置き去りにして夢中で読み進めた、あの頃に戻りた…くはないです!

最高に面白いマンガの感想をみんなで共有する場が、結構好きなので。コメントする勇気はないんですけど、私はすみっこでニコニコ見守るモブでいよう。

ではでは、今日はこのくらいで。

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