佐渡島さんnote 2024年10〜12月(作品を読み解く力)
佐渡島庸平さんnote記事研究
今日は2024年10月〜12月分です。
佐渡島さんのnoteまとめは今回でいったん終了します。年末にまた今年分を振り返る予定ですが、ここまで本当に多くの学びがありました。心から感謝しています!
佐渡島さんにおすそ分けしていただいた、たくさんの知識と「好き」をしっかりと受け継いで、形にできるようしたいです。
ではさっそく記事を読んできます!
(→の部分は引用メモです)
【2024年10月】
水深20mへの素潜りが、自信の拠り所となっていた
→大切なのは、恐怖心を抱えている自分を、いかに客観的に見つめるか
特別なレンズ越しに、独自の世界観をもつ人たち
→『美食地質学』巽好幸著
→作家のもつ特別なメガネのレンズを丁寧に磨き、多くの人のメガネにあうようにピントを合わせていくこと
生き残る組織には、磨き上げられた制約がある
→属人的な成功に頼るのではなく、組織として持続可能な仕組みを構築する必要がある
どこにも心を留めず、見るともなく、全体を見る
→『バガボンド』沢庵和尚の言葉
→『ティク・ナット・ハンの般若心経』
→空とは、単に実体が無いという意味ではなく、ひとつの存在の中にさまざまな「つながり」が含まれているということ
“わかりやすさ”の時代に、作家はいかに応えるか
→シンプルで直感的な表現によって、読者は瞬時にコンテンツに引き込まれる。「わかりやすさ」と「続きが気になる」工夫を施すことで、観客の目をコンテンツから離れないようにする
→複雑なことを複雑なまま理解するために、物語を紡いでいる。作品のテーマの深さを大切にしながら、多くの読者にとって受け取りやすいものにする。この矛盾していることの両立をどう図るか
【2024年11月】
怒りの矛先が向けられた時、自分の器が問われる
→怒りが湧いてきたとき、その感情を無理に押し殺す必要はない。思い切り心の中で怒ってみる。そして、少し距離を置いて、自分を冷静に見つめる
創作の質を変える『読み解く力』の鍛え方
→自分の読解力があがると、今まで読んだことがある作品も違う顔を見せる。それで、定期的に読み直すとより味わい深い
なぜ作家エージェントが、今の時代に必要なのか
→イニシアティブをもって、自分の創作活動を豊かにしていくには、セルフプロデュースの力が欠かせない
→「受発注の関係が逆転してきている」という流れは、コンテンツの世界だけでなく、ビジネスの世界でも起きている
中国を舞台に、世界の心に届くマンガをつくる
→中国の人たちの心に本当に届くマンガをつくるためには、現地の文化や感情を深く理解することが欠かせない
【2024年12月】
編集者的な生き方。その本質は“空”にある
→「編集」という行為は、本作りに限定されるものではない。会話の中で話題を選んだり、何を伝えるかを決めたりすることもまた、もうすでに情報の編集だ。そう考えると、編集とは日常のいたるところで必要とされる技術
→『問いの編集力』安藤昭子著
→「空(くう)」であるほど、あらゆるものを受け入れることができる。ぼくが目指す編集者的な生き方とは、そうした空の器のような存在として、世界と対峙すること
言葉を刷新することで、“見える世界”を変える
→栗原さん(モーニング創刊編集長の栗原良幸さん)は、モーニングで編集長を務めていた時代、「コマ割り」という言葉ではなく、「コマ運び」という言葉を使うよう、メンバーに事あるごとに伝えていたそうだ
→「コマ割り」と「コマ運び」。どちらの言葉を選ぶかで、作品づくりに向き合う姿勢そのものが大きく変わってくるだろう
ただ一人に深く物語を届ける、その先にあるもの
→堀江さんが主演・プロデュースするミュージカル『ブルーサンタクロース』
→堀江さんの感情の高まりは、やがて周囲に伝わり、観客一人一人の心を揺さぶる感動へと繋がっていった
理想とする創作のあり方を、体現してくれた作品
→自分の置かれた状況を不当だと感じている人が、登場人物たちの物語を追体験することで、新しい視点を得る。考え方が変わり、やるべきことが見えてくる。このように、読者の世界観を前向きに揺さぶること。これこそが、「物語の力」
→Netflixで配信されているドキュメンタリー映画『イベリン: 彼が生きた証』
→ぼくが編集者として目指したいのは、自分が関わる作品やコンテンツを通じて、誰かの人生に影響を与えること
以上です。佐渡島さんの約10年分のnoteをひとまず読み終えることができました!
本当に有意義な時間で、たくさんの知識を得られたのと同時に、自分がいかに漫画が好きかを再認識することができました。
漫画を読むだけでなく、自分で漫画を描きたい気持ちも募っているのですが…、その前に必要なものが私にはありそうです。
今回、取り上げる記事はこちら!
数多くのクリエイターたちと接してきて、一流のクリエイターたちに共通する特長に気づいた。それは「作品を読み解く力」の卓越さだ。
彼らは、感銘を受けた作品について、表現やセリフといった細部にまでひとつひとつ目を配る。そして、作者がどんな意図を込め、どのような効果を生み出そうとしているのかを、深く考察し、丁寧に語ることができる。
プロの作家が作品を世に出すまでには、何度も推敲を重ねるのは当たり前だ。全体の構成から、一文やひとコマの細部に至るまで、すべてに意図が込められている。
あぁ…私に今すぐこの力をください!
今『灼熱カバディ』という漫画に熱中しているのですが、その面白さは深く考察しがいがあるのに、私にそれを読み解いて丁寧に語る能力がないことが本当に悲しい…
スポーツ漫画として最高峰の魅力を全力で伝えたいのに…!主人公がサッカーのエリート選手だったという過去が、カバディの攻撃では圧倒的強みになるんですけど守備では…とか、メンタルとしては一流なのに普段はちょっと残念なとことか(大好き)、絵もキャラクターもセリフもコマ割りも演出もすべてが素晴らしすぎて熱く語りたいのに…!
今の私にはこの作品を余す所なく読み解く力も語彙力も全然足りないのです。
マンガであれば、絵・キャラクター・プロット・世界観・セリフ・コマ割り・構図・演出といったさまざまな要素が複雑に絡み合い、物語の面白さやキャラクターの魅力を生み出している。どの要素も単独では成り立たず、その関係性を見つめる必要があるのだ。
時計を作るのであれば、まずは時計を解体して組み立てるところから始める。医者であれば、解剖をしてから、人体を知っていく。
自分の大好きな作品を分解し、各要素への解像度を高め、それぞれの関係性を理解しながら、最適なバランスを見極められる。それが「読み解く力」が高いということで、創作する人の読み方だと思う。
大好きな作品『灼熱カバディ』を楽しむだけじゃなくて、分解し、解像度を高め、丁寧に語れるようになること。それが今、私の一番やりたいことかもしれません。
それができたら、YouTubeアカウントで漫画コミュニティを作って、私の好きのおすそ分けができるように!(一昨日書いた漫画フルコース8作品についても同様に)
佐渡島さんのおかげで、そのビジョンが頭にはっきりと浮かんでよかったです!
最後に4行日記を書いて終わりにします。
【 4行日記(6日目)】
□佐渡島さんnote研究ひとまず終了
◇noteの街にはメンターがたくさん
◯知識と好きのおすそ分けに感謝し
☆学べて、好きが増えるnoteにする!
(□事実、◇発見、◯教訓、☆宣言)
では今日はこのくらいで。
ありがとうございました!
いいなと思ったら応援しよう!
