佐渡島さんnote 2018年下半期分(具体→抽象→具体)
佐渡島庸平さん記事研究
今日は2018年下半期分です。
ではさっそく読んできます!
(→の部分は引用メモです)
【2018年7月分】
20秒で結果を出す
→結果は、才能と機会の掛け合わせで生まれる
→機会はあまりのも一瞬だから、それを見逃さないように準備をしないといけない
全体を全体のまま理解する。そして、全体を理解するための日記について。
本を閉じてから始まる物語
→短い言葉では言語化できないものを、全体として伝えたくて、わざわざ小説を書く
→『書記バートルビー』メルヴィル
「期待」と「メタ」が、物語を面白くする
→いい物語は、期待を醸成し、それを裏切り、次はいい方向に裏切る、というシンプルな構造をしている
【2018年8月分】
「コミュニティと作る」と「コミュニティになじむ」
→仕事ができる=専門知識×なじむ力
和を以て貴しと為す
→自分の心と世間の間で、バランスが取れている状況
具体→抽象→具体で生まれる物語
→抽象化を一度得ていない表現は、普遍性が浅く、時代を生き残らないのではないか?
→ぴったりの比喩を探すという行為は、具体と抽象を行き来して、思考しなければ探せないのだ。物語自体が、現実の大きな「比喩」と言えるかもしれない。
【2018年9月分】
絵の具が変えた世界
→編集者として漫画というメディアを愛している時、僕がやることは、絵の具を見つけるという行為なのかもしれない
作家の進化
→最近の平野啓一郎の作品を読んで、難解と思う人はいないだろう。深い、美しい、と感じる人が多いのではないか
【2018年10月分】
運命に抗う 『ある男』について
→運命に抗うことと、受け入れること、どちらが勇者なのか?そのことは、『ある男』の大きなテーマの一つ
作家と「話し合う」ということ
→言葉のずれをお互いにすり合わせ、同じものがイメージできるようにちょっとずつ言葉を揃えていく
【2018年12月分】
「出会い」をなめらかにする
→インターネットによって、人、モノ、コト、情報、全てのモノとの出会いがなめらかに変わった
以上です。今回も勉強になりました!
なかでも深く考えさせられた記事がこちら。
経営も、一時期は、人間力だと言われていた。それを、マッキンゼーが、新卒の大学生でも再現のできる型にした。新卒の大学生は、マッキンゼーの型を使えば、起業はできなくても、大企業の経営者にアドバイスをできる。
営業も同じだ。リクルートが、営業を科学して、再現性があるものにした。
僕は、それを編集に対して実現したいと思っている。そのためには、編集という行為を部分に分解して、一度、理解しないといけない。その思考を繰り返している時、僕は常に全体でないと理解できないことがあることを、頭の片隅に置いて、直感を大切にしている。
今ジャンプ+で『バクマン。』を読み直しているのですが、もしかしたら漫画の編集者も人間力なのかなと思いました。
だからこそ、当たり外れがあると言われたりもするのかなと…。
そういう状況を、マッキンゼーの経営のように、リクルートの営業のように、コルクの編集という型を作って変えていきたいというのが佐渡島の想いなのかなと…!
もしや、すでにその型はでき始めているのでは?と感じる、こちらの記事も。
世の中は、具体的な出来事に溢れている。その無数ある具体的な出来事の中から、構造を見つけ出し、多くの人が興味をもつ抽象化した出来事を作り出す。それが、「設定」、「世界観」と呼ばれる。
そして、具体を抽象化して、作り出した設定の中で、作者の生み出したキャラクターを動かすこと、それが「物語る」行為だ。
キャラクターもまた、たくさんの人がもつ具体的な特徴を、抽象化し、一人の人間に仮託されたものだ。
つまり、作家の頭の中で物語が生まれる時、具体→抽象→具体が起きている。
編集者による打ち合わせは、それをサポートする。
たくさん引用してすみません。
この部分を繰り返し読んで、私も物語の型を身につけたいと思います。
そして思ったのが、すぐ結びつけて考えてしまう、以前書いていた推しのブログ。
そこでは自然と、推しの話(過去、具体)→比喩(現在、抽象)→推しの話(未来、具体)みたいな感じで考えていたなと。
その型で書いていたからか、ライターズハイかな?ってくらい迷うことなくスラスラ執筆していた気がします。
言葉には慎重になっていたけど構成はいつもすぐ見えたというか。推しというキャラクターを、どう描けばいいか誰よりもわかっていたというか。誰よりも私が読みたい文章を、この世に存在させようと必死でした。
それを物語でできたらいいんですけど、そこはなかなか…まだ難しいです。
きっと推し以上に思い入れのあるキャラクターを、生み出せていないからなんだろうな。自分の命をかけてもいいくらい、大好きな主人公が現れたならその時は…!
そんな物語を、たった1作でもいいので人生で書くことが私の目標です。
では今日はこのくらいで。
ありがとうございました!
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