佐渡島さんnote記事 2015年分（『こどちゃ』のテーマ）

佐渡島庸平さんの記事研究
今日は2015年分の12件です。

予定では月曜日しんぱちさん、
残り平日の4日間を古賀さん、
週末に佐渡島さんの予定なのですが、
今週は佐渡島さんWEEKにします！

というのも私は今、本気で漫画原作という道を目指したいと考えているので、どの記事を読んでも学ぶことばかりなのです。

ではさっそく読んできますね！


【タイトル】

ベストセラービジネス本『嫌われる勇気』とマンガ『不思議な少年』の意外な関係
→トウェインの小説『不思議な少年』とは、真逆の生への讃歌

テクニックより作家のパッションがマンガを面白くする！『死んで生き返りましたれぽ』
→技術を磨くとは、パッションをコントロールすることでもある

お金で野球を語る！狭い切り口だけが到達する深いポイント『グラゼニ』
→しっかりと情報が入っている現実的な物語の方が、読者に好まれるように

話題の『ReLIFE』と『恋と嘘』をじっくり読んでみた!?
→少年マンガは、設定の面白さとストリーテリングでみせる
→青年マンガは、設定ではなく、人間の細かい、心理描写の積み重ねで、物語を紡ぐ

『宇宙兄弟』✕『インターステラー』＝『度胸星』!?
→『へうげもの』の山田芳裕さん

『三国志』をマンガで読むなら『蒼天航路』だ！
→劉備玄徳ではなく曹操が主人公

大人版『進撃の巨人』は、山下和美の『ランド』だ！
→「生への実感」が弱まっていくことの不安

自分を押し殺して、我慢する癖がある人が共感しそうな恋愛マンガ『こどものおもちゃ』

17年で17作品が10万部超え！敏腕女性マンガ編集者が『赤毛のアン』と出会ったらこうなった『キス、絶交、キス』
→小学館の編集者、畑中雅美さん

未来の『キングダム』を探せ！！今からでも間に合う10巻未満の歴史マンガベスト３
→司馬遼太郎や塩野七生の歴史小説が好きな人（まさに私！）は、絶対に『ヒストリエ』にはまるだろう（読みます！）
→『ゴールデンカムイ』（大好きです！）
→『SANTIAGO（サンチャゴ）』（天草四郎好きなのに知らなかった…。感謝！）

『じみへん』中崎タツヤとのたった一度の打ち合わせ場所は◯◯だった

仮説01∶女性読者が増えると『宇宙兄弟』がヒットし始める #ぼくらの仮説
→『ぼくらの仮説が世界をつくる』より


以上、読んできました。今回も新しく知ることができた漫画がたくさんありました。

なかでも懐かしかったのがこの漫画！

大好きだった『こどものおもちゃ』！

なぜあんなにも大好きだったのか完璧に言語化してくれている、コルクの社員ユヒコさんの意見を引用させてください。

「『こどものおもちゃ』の一番すごいところは、シリアスな内容を、ギャグも交えながら読者の心に響かせているところ。当時(1995年)の社会問題、学級崩壊（その中でも教師いじめ）、家族の問題、父と子の関係、母と子の関係、血のつながっていない親子、チャイドル（こどものアイドル）、若くして出産し赤ちゃん捨てる、自殺、精神病（表情のなくなる病気）、ホームレスなどを描ききっているところ。

大人がわかっていない、こどもの抱える闇・孤独を描き、漫画で表現したことで、周りの大人よりもこの作品の方が自分を理解してくれる、と感じたのではないか。そして、人生のバイブルになった人が多いのではないか」

そうだったのか…、深い漫画だ！

「りぼん」が愛読雑誌だった子どもの頃、私は天真爛漫な少女だったはずだけど、高校生の頃から人間不信になって性格が一変することを思うと、知らず知らず『こどものおもちゃ』の深いテーマに共感するくらいには闇を抱えていたのかもしれない…。

そういえば小学生の頃、姉が「りぼん」で、私は「なかよし」を買ってもらっていたんですよね、おじいちゃんに。
毎月初めに書店で「りぼん」と「なかよし」を手に取って家まで渡しに来てくれていたおじいちゃん。私はちゃんと喜んで受け取って感謝を伝えていただろうか…。早く読みたいばかりにぶん取って『セーラームーン』とかに夢中になっていたんだろうなぁ。

中学生くらいからは「ジャンプ」を自分で買うようになり、その後も漫画が好きで、漫画に人生を救われてきました。


今日読んだ記事の中に、歴史マンガについての話題があって思い出したのが、私の人生のバイブル『天は赤い河のほとり』

今もあのハットゥサの風景が目の前に広がって、熱い空気を感じられるくらいに…。

子どもの頃の私は、いつも漫画の中の世界で生きていました。現実では無力な私も、本当は物語の主人公たちみたいに何者かになれるのだと信じて…、夢を見ていた。

あの頃に比べると、今は漫画の主人公への憧れというよりも、作品生み出す漫画家さんへの尊敬の念で読んでいる気がします。

そういう意味でも、佐渡島さんの漫画家さんに寄り添った作品解説が楽しいです。

漫画の世界みたいに広いこのnoteの街で、佐渡島さんに出会えて本当によかった！

では今日はこのくらいで。
ありがとうございました！