佐渡島さんnote記事 2020年9月分(マンガ家の成長軸)

佐渡島庸平さん記事研究
今日は2020年9月分です。

【ラジオ日記は省きます】

さっそく記事を読んできます!
(→の部分は引用メモです)


【2020年9月】

「えっ、えっ、えぇっ――」の力
→「なるほど」や「確かに」といった相づちは、無難に会話を終わらせて、次の話題に移りたい時に使われることが多い
→論理的に評価されるより、感情で反応されたほうが、人は嬉しい。逆にいうと、感情で反応がないのに、論理的に褒められても人は喜ばない
→寄り添うとは、感情を揃えること。一緒にいることでもないし、同じ考え方をすることでもない。感情を揃えることが大事

【マンガ専科本先出しnote】マンガ家の成長と専科の目指すところ
→感情を描き切るということこそ創造性であり、作家のオリジナリティ

職業×テーマ×世界観。夢の解像度の上げ方
→夢=職業 × テーマ × 達成したい世界観
→この3つを意識することは、自分の未来について考えるだけでなく、「キャラクター」や「企画」を考えるにも役立つ

他人の物差しで自分を否定してないか? 伊藤羊一さんに聞く、「臆病な自分」からの抜け出し方
→他の人から見たら些細なことかもしれないが、自分にとって意味のある小さな一歩をまずは踏み出してみよう
→他人の物差しで自分を評価してしまう人も、伊藤さんのように「みんなすごい」と自分も含めて思えるようになると良い

革命は辺境での偏愛から起こる。昆虫食からイノベーションを考えた。
→愛を持っている人が、世界を切り取ると、全く違う景色が立ち上がってくる
→本当に新しい時代を見つけ、作りたければ、辺境へ行かなくてはいけない

【マンガ専科本先出しnote】おもしろいマンガとは何か?
→「マンガ」=「情報と感情」を「時間を止める技術」を使い「演出」したもの
→インターネットは感情が伝播しやすいので、マンガとの相性がよいツール
→新人マンガ家に必要なのは、ストーリーをこねくり回すことではなく、感情について深く考え、それを捉えること

欲望の輪郭がおぼろげでは、継続は難しい
→実力が把握できないから、課題を見つけれない
→コーチを想像することは、編集者としてのあり方を磨くための練習になる

【マンガ専科本先出しnote】おもしろいマンガを描く上で必要な要素とは?
→「感情」をきちんと表現するために、「ストーリー」と「演出」が存在
→生活の中で無数に湧いてくる感情を見つけられる癖を身に付けることがマンガ家にとって最も重要なこと

人が動くのは、アクションではなく、リアクション
→相手のアクションに対して、リアクションをしていく。リアクションの中に意図を少しずつ込める。込めた意図が、お互いのアクション・リアクションのサイクルの中で増幅していく
→表情や仕草など言葉以外から相手を観察することが、ノンバーバルコミュニケーションの第一歩


以上です。今回は漫画の知識がたくさん得られる記事がいくつもありました。

なかでも初回のこの記事から!

【図】マンガ家の成長
(記事中の4象限マトリクス参照)

縦軸が、【創造・感情】と【模倣・情報】。これはどういうことかというと、まずは模倣して、情報や出来事を正確に描くことからスタートし、その後、感情を描けるようになり創造性が高まっていくのだというマンガ家の成長軸を示しています。

横軸は、【曖昧】と【絶対】。コンセプトが【曖昧】な状態からスキルを高めていくと、具体的な【絶対】を描けるようになっていきます。

改めて、マンガ専科で目指すことは、基本的なスキルを習得し、感情の型を得てマンガを描けるようにしていくことです。つまり、マンガ家の成長の図でいうと第4象限から第3象限の状態にもっていくことが目標なのです。


この図と説明がすっごくわかりやすかったです。私が今まで見てきた4象限マトリクスのなかで一番「えっ、えっ、えぇっ――」って驚くほど、漫画家の成長度合いが表現されていて感激&感謝しました!

さらに今日、驚くシンクロがあったんです。ジャンプ+で『ファイアパンチ』の第1話とそのコメント欄を読んでたんですけど…
その中にこんなコメントがありました。
(勝手に持ってきてごめんなさい)

明解さと難解さと高尚と俗悪とエンタメとハイアートとを悪魔合成したような大傑作です。類を見ないほどの怪作です。最高の漫画です!超面白かった!!

(ジャンプ+のコメント欄より)


この感想の語彙力…
すごい!(語彙力ゼロ)

好みは人それぞれだと思うのですが、私はこのコメントに完全同意です。それってつまり4象限マトリクスの全部をひっくるめて覆い尽くす鬼才ってことなんだと…!

だけどそんな才能の塊に思える藤本先生も、『ルックバック』のように模倣の修業から積み重ねた努力があったはずです。

それを思うと、漫画家を目指す者ならば、春も冬も朝も夜もひたすらに机に向かい続けること。その背中だけが、この4象限マトリクスをひとつずつ辿る秘訣なのだと思います。いつか自由に好きな世界を描くために。

私も原作だけと思い込まずに、今からでも絵を頑張ろうと決めました。
だって藤本先生の『ファイアパンチ』が22歳頃と考えると、小学生でひたすら努力した時期から12〜15年。(10代との習得の差は考えないことにして…)私が今から費やせる時間は充分にあるはず!

この佐渡島さんの記事と『ファイアパンチ』を読めて本当によかったです。

では今日はこのくらいで。
ありがとうございました!

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なおこ@よかったさん
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