古賀さんnote記事 2016年8月分(抜群におもしろい起のために)

古賀史健さんのnote記事研究
今日は2016年8月分の22件です。

【タイトル】
普段菓子としての土産菓子。
そこに「おれ」はいるのか?
ただいまの玄関。
わたしのパフォーマンスを劇的に向上させる方法。
わたしの初体験・おっさん編
ツイッターは、電柱のおしっこである。
これからも買いまくります。
わたしのバカボン・引越編
むかしむかし、あるところに。 ☆
401回分の信用を。
夏の日のテレビボード。
出張の帰りに。
リオデジャネイロの8月。
もうすぐお引っ越し。
ラーメンと『シン・ゴジラ』。
「言わずもがな」を掘りかえす。 ☆
準備不足はデフォルトです。
暑いのか、熱いのか。
同級生は、ここにいる。
大人になってからの友だち。
好きを仕事にする、について。
ことしの8月1日にぼくが書くべきこと。


現在、本気で書きたい物語を見つけて、そのことで頭がいっぱいの私ですが…

今日はちょうど、物語の冒頭を書くために心にとめておきたい学びがふたつあったので、そのふたつの記事を選びました。

まずはこの記事。
『むかしむかし、あるところに。』

むかしむかし、あるところに。

……誰もが知ってるこのことば。誰がつくったのか知らないけど、見事なものだなあ。と、いつも感心してしまいます。このことばを聞くだけで、すうっと物語の世界に入っていける。そのさきにどんなぶっ飛んだ説明がなされても、違和感なく受け止めることができる。おじいさんとおばあさんが暮らしていようと、さるとカニが住んでいようと、ぜんぜんかまわない。導入文というよりも、ほとんど「おまじない」にも似たことばです。

舞台の説明をすっ飛ばして、いきなりアクションシーンから描く手法も当然あるのですが、それはよほどアクションに自信がないかぎりやめたほうがいい。ここはいったい「どこ」なのか。いまはいったい「いつ」なのか。たとえ数秒でもいいから、遠景のカメラで描いてあげる。しかもできれば、おまじないのような自然なことばで、自然なカメラワークで描いてあげる。読み手を、聞き手を、そのお話の住人としていち早く迎え入れてあげる。

ものを語るときの基本、誰かになにかを伝えようとするときの基本は、すべて「むかしむかし、あるところに」のなかに詰まっているんじゃないか。


なるほど!確かに、冒頭に一瞬でもその時代や場所のイメージ映像みたいなシーンがあるだけで、その漫画の世界に一気に引き込まれた経験が私にもたくさんあります。

そのイメージに加えて、物語に誘う「おまじない」のことばを見つけること。

今の私にとって最重要な手がかりが見つかって、このnoteの読み返し習慣を始めて本当によかった!という気持ちです。

まるでRPGの中の街で、冒険を進めるために必要な情報に出会えた時のように。
noteの街はやっぱり人生ゲームにおける最高の学びと出会いがある場所ですね!


さらに次の記事も。
『「言わずもがな」を掘りかえす。』

そういう「言わずもがな」と思っていたサムシングに、疑いのまなざしを向けること。自分の薄っぺらい知識に、疑いの目を向けること。いまさら誰も調べないような事象をもう一度調べ、もう一度自分のことばで了解しようとすること。

その手間をサボらなければ、多くのひとのうすら暗い「わかったつもり」に光を当て、本論とは外れたところの文章に、あたらしい知を吹き込むことができる。起承転結めいた流れでいうなら、抜群におもしろい「起」を設けることができる。

本を読むこと、長い文章を読むことの醍醐味は、意外と「起」の部分にあるのではないか。「言わずもがな」と思っていたことにあるのではないか。


なるほど。さっきの記事ほどはまだ理解できていないのですが、つまりはそんな時にこそ「わかったつもり」にならないで、疑い、考え、調べて、自分の言葉にできるようにしないといけないんですよね。

抜群におもしろい「起」のために!

今はひたすら物語の「起」の部分を考え続けています。昔の私なら、全体のストーリーを想像することが楽しくて、書くことも描くこともせずに満足していたけれど…

どうにかこの物語を世の中に存在させたい。ならば「起」を考え抜いて、そこだけでも1本の映画みたいに力を入れて作る。

その手間をサボらず、あたらしい知を、息を吹き込むためにできることは全部しよう。

このnoteの記事研究も、古賀さんやしんぱちさんに加えて、新しくコルクの佐渡島さんや『ちはやふる』の末次さんも予定しているのですが、がんばって続けたいです。すべては抜群におもしろい「起」のために!

ではでは今日はこのくらいで。
ありがとうございました!

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なおこ@よかったさん
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