古賀さんnote記事 2015年8月分

古賀史健さんのnote記事研究
今日は2015年8月分の21件です。

さっそく今日も2件選んできます!

【タイトル】
労働時間を考える
マウス&ソウル
得する仕事、損する仕事
ばかのすすめ
発掘される手紙
ジャンボと見た空
だまされる人の共通点
ぼくは信じない
いとしのエリック
デスクワーカーの制服
ケレン味のゆくえ
読者の発見、書き手の発明 ☆
人間がんばれっ! ☆
あの人のカッターナイフ
最近の若いひと
本を測るモノサシ
推敲と一発録りの幻想
掌編「ロックンロール・イズ・デッド」
コラムとエッセイ
そのがっかりに乾杯しよう
おおきな主語を語るひと


今日はワケあって巻きで行きます!

まず『読者の発見、書き手の発明』

じゃあ、書き手にとっての「発明」とは、なにか?

それは「書く前の自分を超えること」だ。

書く前には3や5だった対象への理解度が、書くプロセスのなかで10や20になる。あたまのなかの情報をそのままトレースするのではなく、あたまのなかに散らばったレゴブロックを集め、並べ、右から眺め、左から眺め、足し、引き、組み立て、壊し、また組み立てていく。結果、自分でも思ってもなかったようななにかができあがる。「こういうことだったのか」と、書き手自身がそこに描かれた輪郭に驚く。

言葉としての華々しさと違い、「発明」は地味な作業だ。すべてのページに、すべてのパラグラフに、ちいさな「発明」が入ることで、ようやくその本はおもしろくなる。


この、レゴブロックを組み立てていく感覚、私にとって新しい発見でした。

私はずっとパズルのピースを並べていく感覚だったんです。だから私の文章はのっぺりしていたのかぁ。これからはもう少し立体的にイメージできるように頑張ります。

よし、この知識を得たことで、今日はもう「書く前の自分を超えること」完了!


ということで、次の記事がこちら。

『人間がんばれっ!』

こう聞くと、ほんとにそうだよなあ、の話なんだけど、なかなか「わたし」を「地球人」と規定しながら生きるのはむずかしい。なぜか。その大きな理由のひとつには「宇宙人の不在」があるのだろう。

九州勢にも、日本勢にも、よくも悪くも「敵」がいたのだ。敵さえつくってしまえば、人は簡単に徒党を組むことができる。境界線を引いて、「こっち」と「あっち」に色分けできる。

ところが「地球勢」には線を引くべき場所がなく、一丸となって打倒すべき敵もいない。こわいこわい宇宙人さえいてくれれば、ひょっとしたらジョン・レノンの理想も夢ではなくなるのかもしれない。

なぜ今日この記事を選んだのか。

本来なら『おおきな主語を語るひと』を選んで、主語を大きくして語らないように戒めるべきなのに、逆に「地球勢」という最大級の主語で語りたいものがあるんです。

それはずばり…!
ジャンプ+の漫画
『ダンダダン』について。

10月からアニメの放送が始まって、現在は全話無料開放中なので、少し怖くても大丈夫な方はぜひぜひ読んでほしい。

普段から初回全話無料なんですが、私は1回目、話の続きが気になって次々クリックしてしまったので、2回目はその天才的な画力を堪能しながら読み返し中です。

私は怖いのが得意なほうではなかったので、今年の夏に一気読みして、それまではリアルタイム更新で読む勇気がなかったことを悔むくらい、ダンダダンは面白い!

そして不思議と、読んでいるうちに幽霊とかが怖くなくなっていくんです。
これってもしかして、日本の昔ながらの妖怪や地縛霊は、宇宙人に対して「地球勢」だからなのかもしれない。

詳しく書くとネタバレになっちゃうんですが…漫画の中にもそんな描写がありました。

とにかく『ダンダダン』という漫画は各話のストーリーも絵も、日本漫画界の才能がほとばしる最高の作品だと思います。いや、もう地球人としての才能の結晶です。

早く続きを読みに戻りたい…!
(先月のジャンプ+は『呪術廻戦』が順次無料開放で嬉しかったけど、今月も読みたいものがたくさんあって大変です。『NARUTO』は25巻分無料で子どもの頃に読んだ時とはまた違った感動があるし、『BLEACH』も無料137話分読みたいし、各エピソード冒頭5話分無料の『HUNTER×HUNTER』もそんなん続きも読んじゃうじゃないですかっ)

目がシュパシュパする…

古賀さんの記事を読むのも、漫画を読むのを中断できるくらい面白いです!

で、思ったんですが、ひとつ目の記事のレゴブロックの感覚って、まさに漫画家さんが絵を描くのに必要なもので、パズルの感覚しかないから私には文章しか書けないんじゃないかって気が、一瞬したんです。

だけど、古賀さんは文章を書くのにもレゴブロックのイメージが必要だと、自分の描きたい輪郭をはっきりさせて書くことが大事なんだと教えてくれました。

漫画家さんの才能を仰ぎ見るだけじゃなく、文章を書く者として私も頑張らねばと、いや同じ地球勢として私にもできるはずだというこのイメージこそが今日の私の発見であり、昨日の自分を超える発明でした。

『ダンダダン』を読んでいた日に、この月の古賀さんの記事を読み返せて、この内容のnoteを書けて本当によかった!!
(昨日に引き続きシンクロだ)

ではでは、今日はこのくらいで。

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