古賀さんnote記事 2014年12月分

古賀史健さんのnote記事研究2日目
今日は2014年12月分の2本です。

『1分の根気』
『プロってなんだろう?』

まず、この「1分の根気」という言葉を、これからの人生で忘れないでいよう。

達筆になる必要はないと思うけど、1分の根気をもって宛名を書けるひと。そんなひとに、ぼくはなりたい。


私も自分の名前を書くのが下手なので…あえてちゃちゃっとテキトーに書きました感を出しちゃうんですけど、今後は「1分の根気」を持てるようにしたいです。

さらにプロとしてものを書く人は、この根気を何時間も何年間も持ち続けられる人なんだと思った2本目の記事がこちら。

そして今年、あるアニメ映画のクランクインを祝うパーティーに参加させていただく機会がありました。外資系ホテルのきらきらした大広間でおこなわれた、数百人規模の盛大なパーティー。すごいなあ、きれいだなあ、景気いいなあ、ローストビーフだよ、と会場をぶらぶらしているうちに、ふと気がつきます。

「これって、たったひとりの『ペン』からはじまったことなんだよな」

大ヒットしたマンガを原作とするアニメ映画。そのはじまりは、ひとりの作家が、真っ白な紙にペンを落としたところにまで、さかのぼるはずです。


暑すぎた今年の夏、私は外へ出かけることを諦めてクーラーのきいた涼しい部屋で、サブスクを無料期間+1ヶ月だけ契約して、ひたすらアニメを見ていました。

なので、漫画家さんのはじまりのペンの凄さが本当によくわかるんです。

特に震えたのが『HUNTER×HUNTER』のリメイク版を一気見した時。学生時代にもリアルタイムで漫画を読み、アニメもなんとなく見ていた記憶はありましたが、その頃以上の面白さを感じて、HUNTER×HUNTERの世界からしばらく戻ってこれなかった…。

元々はグリードアイランド編までが好きで、なぜかキメラアント編からは遠ざかっていたのですが、今回アニメを見てキメラアント編が最高傑作と言われる理由がやっと理解できました。HUNTER×HUNTER最高!

富樫先生が真っ白な紙に描いた最初のペン、それがこのリメイク版のアニメに至るまでにどれほどの仕事を生み出し、どれほどの人々に影響を与えたのかを考えた時、プロとは?の答えが私にもわかった気がします。

ライターという仕事でいえば、「文章でメシを食うこと」なんて、プロでもなんでもありませんでした。ほんとうのプロなら、「文章で(まわりのひとに)メシを食わすこと」ができるはず。
どれだけ売れたとか、どれだけ稼いだとかじゃなく、その成果物によってどれだけのひとにあたらしい仕事をもたらし、どれだけのひとを豊かにさせることができたか。そういう「プロ」の領域があるんだと、この歳にしてようやく気がつきました。

メシが食えるプロから、メシを食わすプロへ。

来年はちゃんとしたプロになれるよう、初心に戻ってがんばります。


10年前、この文章を書かれた頃の古賀さんが今の私と同年齢くらいで、その時すでに『嫌われる勇気』を書かれていました。

にもかかわらず、この謙虚な誓い…!

私の目標はこれから10年かけて、古賀さんのようなライターになることです。

どちらかといえば、物語が書きたいのでシナリオライター方面かもしれないけれど、それでも私の心の師匠は古賀さんです。

年齢を言い訳にせず、頑張ります。

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