三兄弟の母による子育てライフハック「今日からなんとかなる思考法」
NEXTWEEKENDというWEBメディアの中で、2019年から数人で交換日記形式で育児について書かせてもらった記事の私の回をまとめました。
合計12本。
改めて読み返すと、同じことを何回も書いてる部分もあるのですが…
いい意味でブレていないのは、自分が親にしてもらったことや幼少期の感情がベースになって今の価値観が作られているからだと思います。
最近では、素敵な人に会うと「どうやって育った?どんな子どもやった?」とルーツを訪ねてしまうほど!
(子育てを正解に導く方法はないけど、正解から子育てを解きほぐすことはできる説。)
大変なことばかりがフューチャーされがちな子育てですが、子ども達と毎日同じ屋根の下で同じご飯が食べられるのもそんなに長くはないのが現実。
「ライフハック発見!」くらいの気持ちで、読んでいただけたら嬉しいです。
子育て交換日記 vol.3「愛情のコップがあるのなら、兄から弟へこぼれるよう注ぎたい」
4歳、2歳の息子二人と突然始まったワンオペの日々。今となっては三男も生まれ、「男の子3人!?大変ね!」と言われるけど、この年齢差の2人を育てていた時が一番辛かったな。
ただただ1人になりたくて、トイレの個室さえも幸せに感じた頃。
家事も思考もずっと細切れで、何一つまとまらないままボロボロの自分を引きずりながら、出来ることを探していました。
子育て交換日記vol.7「あぁ疲れた~と声に出してみる。お母さんも閉店ガラガラ宣言。」
「お母さんはこうあるべき」と、知らず知らずのうちに自分に制限をかけてしまっていたことに気づいたタイミング。母でもない、妻でもない、ワタシでいられる時間って大事!
お菓子作りでも読書でも隙間時間に小さな達成感を得て、毎日に小さなハイライトを作ることで終わりなき子育てを自分で盛り上げて乗り切りました。
子育て交換日記 vol.15「家族で宇宙船に乗り込んだとしたら?今改革したい家の仕組みと家族の時間」
絶賛コロナ禍で、自粛要請という名の缶詰状態の時。
東京に引っ越したことも相まって、いろんなことが不安定になりつつも、前を向いて進んだことが今となっては懐かしいほど。
少しでも何かが前に進んでいると感じたくて、食べた後の豆苗の根を水につけてお世話し続けたらピンク色の花が咲いて豆を付けるという予想を遥かに超えるエンディングも待っていました。
世界がどんな状況であろうと息子たちは「3歳と5歳の春~夏」の思い出を作っている最中、振り返ればちゃんと楽しめてて安心しました。
子育て交換日記 vol.20「小さい頃に培った自信が、いつかのお守りになるように。今、親としてできること」
「本を買うお金がなかったら言えよなぁ」と父に無限サブスク的権利を与えられていた学生時代。
一方で、「買ったら負け」とでも言わんばかりに、子どもが欲しがるものはなんでも家で作ろうとする母によって培われたDIY精神。
土曜日の昼には新喜劇を見ながら焼きそばを食べる、そんな大阪の一般家庭で生まれ育った私のルーツがまとまった回。
子育て交換日記 vol.25 「唯一自分で選んだ家族、夫。実は感謝している3つのこと」
どんぶり勘定な私をトータルサポートしてくれているストイックな夫について、夫のルーツにも触れながら書いた回。
こんないい夫にもらってもらったにも関わらず、爆弾処理班のごとく冷蔵庫を壊そうとしていた私って一体…!
子育て交換日記 vol.30「子育てを終えて早く自由になりたい!そう思っていた時に出会えた、ずっと受け継ぎたい言葉」
「早く育って、早く自分の時間を取り戻して、早くゆっくりしたい!」そう思って、まるで子育て期間を学生時代のアルバイトのごとく、「時が経つのを待てば終わる」と捉えてしまっていた時代。
実は目が離せない幼少期こそ、ボーナスタイムだったと知って、突然何もかもを尊く感じるようになったのでした。
この時に気がつけてよかった!
子育て交換日記 vol.36「7,5,0歳の三兄弟とスムーズに暮らすために心がけている3つの約束」
三兄弟育児がスタートした頃。
昔は時短ライフ.comというドメインを取っていたほど、ここまでは家事の効率化に命をかけてきた私。
物も増え、家事の量も増え、「これでは毎日何もできないまま流れていって人生が終わる!」も危機感を持った私は、「明日やれることは、明日やる」と、家事の後回しを自分に許します。
寝る前にお楽しみでカメラロールが埋まっていれば、どんなに忙しい毎日でも穏やかでいられることを知ったのです。
子育て交換日記vol.42「人生が自作自演のドラマだとしたら、3兄弟との暮らしは私が脚本家のコメディにしたい」
三男が動き始め、散らかり続ける家の中。
思い描いていた理想の子育てとは真逆の現実。
自由にのびのび育てたいのに、子どもの言動につい先回りしてしまう自分との葛藤の日々でした。
サーティワンでオレンジソルベを選ぶ次男に「いやいや、もっとナッツとチョコとキャラメルがグルングルンに絡まったやつとか食べたら?サーティーワンやで?」って思ってたんやな、私。笑
子育て交換日記vol.49 三兄弟の要望に身体を張って同時に応えている私は聖徳太子を超えている説
後半は聖徳太子へのマウントで終わってるという、とんでもない回。
今思うと、三男が保育園に行くまでの期間は、引っ越し、背負いながらの仕事、いろんなことが重なって相当疲れてたのでしょう。
でも育児スキルも高まってきて、ちょっとの工夫と得意の脳内編集力でこなせるようになってきました。
子育て交換日記vol.56「8,6,2歳の子連れ旅。大人も子どもも楽しむためのアイデアと、どんなに疲れてもまた旅へ行く理由」
上の子の成長を糧に育児モチベーションを充電し、反対に上の子たちとぶつかった日には下の子の奔放さに癒され、これぞ歳の差兄弟ならではのエネルギーの地産地消(!?)
旅行好きな夫のおかげで、我が家の休日は充実しています。
子育て交換日記vol.60「自分も子どもだったことを思い出せば、子育ても四コマ漫画のようなもの」
三兄弟がそれぞれ人間としての特徴を発揮し始めた時代。
小学生+幼児の3人との日々は、2歳差の2人兄弟を育てていた頃(当時の育児Lv.2くらい)よりも成長のグラデーションを感じられて、過去と未来を行ったり来たりしているよう。
子育て交換日記vol.65 三兄弟は3パターン!それぞれの道に安心して進めるように、母が出来ること
こちらが最新で、最終回の記事。
交換日記なので書くペースは年に1-2回とゆるやかながら、そのくらいの年月って、ちょうど育児のフェーズが変化しているタイミング。
我が家の年表として、その時の生の感情を記録させてもらって宝物となりました。
最後に。
今後、新しい子育てグッズや補助制度ができたとしても、初めてだらけの子育てに突入するお父さんとお母さんの気持ちは、楽しみと同じくらい、いつの時代も心細く不安な気持ちもあるのだと思います。
それはまるで、行ったことのない国へ旅に出るようなもの。
ガイドブックのような育児本は、あるにはあるけれど、生まれてきた子どもの個性ったら365日のバースデーテディを思い出すほど多種多様。
RPGの解説本のような完璧な攻略法はどこにも書かれていないのです。
小さいうちは特に想像以上に毎日同じことを繰り返しながら、(毎日おむつ20枚くらい替えてたな…)前進しているかどうかさえも疑う日々。
私の場合は3人とも1歳過ぎに卒乳するまでは夜は細切れ睡眠。
「離乳食を食べない」
「夜泣きが止まらない」
「保育園の友達を噛んでしまう」
「言葉が遅いかもしれない」
「毎日家がぐちゃぐちゃ」
各月齢ごと、年齢ごとに、泡のように悩みは増えたり消えたりしながら、時には心が折れそうになる日もあると思います。
そんな時は、この子育て交換日記を思い出して!
スーパーで高めのパック寿司を買ったり、スタバで甘いやつを飲んだりしながら中川家のコントをYouTubeで観て涙出るほど笑ってください。
毎日仕事で外に出る夫に比べたら、家にいられる私は「成長をS席で見させてもらってる」なんて書きましたが、そんな風に自分で自分に魔法をかけながら、少しの工夫と脳内編集で、一緒に乗り切っていきましょう!
これからも私は期間限定の(でも渦中にいればロングランの)子育て公演を泣いたり笑ったり怒ったりしながら進んでいくのだと思います。
誰だって、その瞬間に我が子のためのベストを全力で尽くしているに違いない!(拍手!)
引き続き、誰かのためになるような子育て日記を書きたいと思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
そして、飽きっぽい私が何年もに渡って書き続けられたのはwebメディアNEXTWEEKENDのみなさん、編集担当のともちゃん、毎回感想を送ってくださり、SNSでシェアしてくださった読者の皆さんのおかげです。ありがとう。
ありがとうございます。目を閉じて味わいながらフラペチーノをいただきます。