春琴抄 読了
一作品読み終えたこの恍惚感なんだろう
ジワジワ〜
川端康成も絶賛していた 春琴抄
百の心理解剖だの性格描写だの会話や
場面だの、そんなものがなんだ!
「最も横着な、やさしい方法を取ることに帰着した」
解説も良かった。
美しい日本語が散りばめられているのが快感。
細雪も併読で中巻までいきました。
磨きぬかれた関西語
とくに大阪弁の陰翳深い饒舌体を思うままに駆使
ただその匂いやかな古典性だけによっても
人生の問題を秘めていないはずがあろうか。
と、解説する一流英文学者
古典まで行かないけど
名作でほんとにいいですね。
おもわず書き写したくなる。