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デジタル技術は本当にビジネス貢献するのか?(期待と実態)

DXという観点で見た場合のデジタル技術の活用状況


日本における現時点でのDXの取り組み状況としては、以下のように本当のいびでのデジタル技術は一部に限定されている状況です。
そういう意味でのいろいろなところでITレベルが先進国の中でも低いというのはある意味正しいのではないかと思います。

  • 中小企業におけるデジタル化は、費用対効果が明確に見えていない、投資する余力がない等の理由から取り組みはほとんどない状況に近い

  • 500名以上の従業員だとデジタルの恩恵が見えていることから取り組みが進んでいるのではないかと推測する

  • 現場任せのDXがほとんどで、全社で取り組んでいる状況はまだ少ない

デジタル技術に対する期待は?

現時点では、効率化や自動化といったところフォーカスしていることが多く人間の代わりにという取り扱いが多いところは否めないと思います。
ただ今回のコロナ禍のワクチン開発などにあるようにクラウド等今までできなかったことや時間がかかったものに対して実現させる能力はあるため、これからの期待は大きいと思います。

デジタル技術活用・DXの中での罠

デジタルに対してはいろいろととらえ方があると思います、経営者の視点では、ある意味”コスパ”の実現が中心ですが、新たな事業を創出するという意味ではデジタルがないと成り立たないことが大半を占めてきていると思います。
ただ、そこで発生するのは、目的の設定だと思います。
①目的が手段になっている
DXという言葉で見ると、デジタル技術を使うことが目的化していることが散見されます。本来はビジネスを変革させるための1つの手段でデジタル技術を活用することがDXです。
”AIで新たなビジネスを作る”という言葉が聞こえてきますが、デジタル技術の活用の話だけで、ビジネス貢献をする要素は一切ないと思います。(Digital eXperience)
まずは、ビジネス貢献という明確な目的を立てたうえでデジタルを使うというXDという考え方が必要ではないかと思います。

目的が不在だったり、不明確なことや利用目的が限定されていることから、デジタルが持っている期待が実態に表れていないのではないかと思います。
何のためにデジタル技術を使わないといけないか考えてみましょう。










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