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ソールの減りを考える

使えば減る。

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タイヤしかり。


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刃物しかり。

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ぼくも、見ての通り外側からの接地なので、けっこう片減りする。

平行に着地した方がよいのではないのか?

ケニア人のプロランナーと意見交換したところ、
「脚の形は人それぞれ。接地のしかたを無理に直さない方がいい」
との見解にいたった。たしかに、現日本記録保持者の大迫傑選手もかなり外側から接地している。

減らない走り方はできないのか?

減りやすい走り方、減りにくい走り方はある。遊脚は後ろに流さず、即座に前に戻すべきだ。ちょうど胴体の真下で振り戻しの脚と遊脚が交差するくらいのタイミングが理想とされるため、ランニングの足さばきは「シザース動作」と呼ばれる。シザース動作がうまく行っていると、振り戻した脚が地面に垂直に入るような接地感覚が得られる。ソールは減りにくい。一方遊脚の振り戻しが遅いとナナメにスライディングするような感覚になり、現に「チッチッチッ」という接地音が鳴ってくる。ソールは減りやすい。レース後半の疲れたときや、上り坂、速いペースで走ったときはこうなりやすい。

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ペースを上げることによって靴の減りが目立つのは、速さに対するフォームがまだ出来ていないということかもしれない。メニューに400mなど短い距離のインターバル走を組み入れて、余裕のあるフォームで「真下に垂直に入るような感覚」を養うべきだ。

すり減った靴は修復できないのか?

減ったら新しいシューズを買うのが理想だ。しかし、しっかりしたランニングシューズとなるとホイホイ買える額ではない。そこで、ぼくは修復しながら「ズーム・フライ」を1000km以上は余裕で使い込んでいる。修復材は、「スポーツ・グー」。

つまさき側を塗るなら、かかと側から水平確認をするのがうまく塗るためのコツだ。かかと側を塗るなら、つまさき側から確認する。

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二度塗りが良い。つまり、
①塗る。
②24時間以上乾かす。
③走る(3km以上、10km未満程度)
④「えっ?こんなに減るの?」と思うくらい減っている(潰れている?)ので、もう一度塗る。
⑤もう一度24時間以上乾かす。

走りはじめの何kmかは接地音も接地感覚もかなり違和感あるが、すぐに馴染む。ちなみに、同社の類似商品で「シュー・グー」があるけども、間違えないでほしい。これはどちらかと言うと革靴などに向いており、ランニングシューズには硬すぎる印象だ。(もう試した。)

ランニングシューズには「スポーツ・グー」をおすすめする。ただ、ソールの形状や材質によっては剥がれてきたりするので、自分で試してみる必要がある。

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