第6話 3.11
こんにちは。なおきです。
今日3月11日は東日本大震災が発生してからまる11年。被災された皆さまにとっては、本当に大変な11年間だったかと思います。特に犠牲になられた皆さまのご遺族には心から哀悼の意を表します。
僕たちの店舗も、東北地方を中心に多数の店舗が被災しました。
その中でも忘れられないことの一つは、郡山駅東店のこと。福島第一原発事故により、お店を一時閉鎖せざるを得ないことになりました。しかし、翌月にはお店を管轄している営業のトップより、どうしても郡山駅東店を再オープンしたいと懇願されました。
その理由は、地域の多くの人々が生活物資の不足で困っていること、そして、僕たちのお店で働いてくれていたメイトさんたち(アルバイトの方々)の働く場所が無くなり困っているという二点でした。
その時は、再オープンすべきかどうか、コンプライアンスの責任者として葛藤しましたが、彼の熱意に押され、建物等の安全を最優先に進め、何とか再オープンに漕ぎ着けることができました。それ以来、長い間、郡山駅東店は、僕たちの店舗で売上ナンバーワンでした。
また、被災された方々の復興を支援するため、仙台にある晩翠通り店の一角で、大手法律事務所のお力を借りて長期の無料法律相談を行いました。その関係で仙台に訪れる機会があり、行く度に、どんどん復興が進んでいくのを見て、とても勇気づけられました。
一方、11年経っても癒されないお気持ち、また、故郷に戻ることのできないたくさんの方々に思いを寄せます。
2011年、ボランティア帰りのバスの中で
東北大学キャンパスの満開の桜を見る
まどろみし 春の窓外
学び舎に 満開の花 11年卯月