それ、今要る?
2023-05-16 (tue)
去年の11月。
試合で喉を痛めた日の夜、救急車で運ばれた。
喉以外は平気だったけど病院側の指示で救急車で来てくれとのことだった。負傷者が自ら道端に立って救急車の到着を待ってる光景はなかなか無いと思う。ここです〜と手まで挙げて。
タクシーか!
乗り込む時、付近にいた野次馬の全員に「いやお前が乗るんかい!」と言われている気がした、というより絶対言われてた。
受け入れ先の病院はホテルから1時間は離れていて、その間僕は仰向けで首を固定された状態で寝ていた。喉を負傷してから声がまるで出なくて、さらに時間が経つにつれてより声は出なくなっていった。
そんな状態だったけど、3人の救急隊員の方から色々と質問を受ける。
「負傷したのは何時ごろでしたか?」「どういった流れで?」「その後もプレーしましたか?」などなど。
え、この人たちマジか?と思った。
だってもうほとんど声出てないし、声出す度に苦しそうにしている僕を目の前にしてるのに。
でも、彼らも仕事でやってるわけだし、何よりその道のプロだから、この程度なら喋らせても問題ないという判断なんだろうと思い、僕もひとつひとつきちんと答えた。
この後、耳を疑う質問をされるとも知らずに。
一通り質疑応答が終わると、救急隊員の1人が「あ、あのぉ、…
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