噛みタバコ・ひまわり種、見たことありますか?
5月5日に開幕した韓国野球KBOでハイタッチ及び唾吐きが禁止になりました。MLBでも禁止が検討されているそうです。
https://sportsbull.jp/p/742497/
正直日本で野球をされている方々からするとハイタッチはともかく唾吐きに関してはあまりピンとこないと思います。少なくとも筆者が日本で野球をやっていた時に唾を吐く選手はほとんど見たことがありません。
ですが、MLBをはじめとした海外のリーグでプレーしている選手にとってそれは大きな問題です。
海外では、唾吐きはもちろんガムや噛みタバコ等の嗜好品を好む選手がほとんどです。
今回は、日本にはない海外野球の嗜好品について紹介したいと思います。
嗜好品は大きく分けて
噛みタバコ
ひまわりの種
ガム
の3種類です。
噛みタバコ
噛みタバコと言われてますが、実際は噛まみません。
『嗅ぎタバコ』とカテゴライズされており、これが現在では主流となっております。
中身はたばこの葉に風味を足し、少し湿った状態になってます。
これを一つまみ取り、下唇と歯茎の間に入れます。
従って、噛みタバコを使用している選手は、顎の部分が少し膨らんで見えます。かつて阪神タイガースに所属していたメッセンジャー投手を思い出してもえらえると分かりやすいと思います。
この噛みタバコを口に入れていると唾が溜まってきます。その唾はニコチンを大量に含んでおり飲み込むと大変危険なので吐き出します。その時の唾は茶色く染まっており、正直見ていていい気持ちはしません。
筆者もチームメートに勧められてやったこがありますが、湿布のような味がして正直あまり好きではありませんでした。また、すこしクラクラするという症状も見られました。筆者は一般的な紙たばこを吸ったことがないので噛みタバコとの違いは分かりません。
ひまわりの種
何種類かフレーバーがあり、塩味やバーベキュー・ベーコン味などが一般的です。その味のパウダーが種にまぶしてあり、何粒かを一気に口に入れ風味を楽しみます。正直かなりしょっぱいです。
ある程度風味を楽しんだ後は、種の上と下の部分を歯で挟んで殻を割ります。この時の『パリっ』という音が癖になります。
殻を割ると中身が出てきてそれを食べます。中身は、味も食感もアーモンドと同じです。これを一粒づつ行い、割った殻は吐き出します。一粒ずつ吐き出す人もいれば、まとめていっぺんに吐き出す人もいます。
ガム
ガムは最も一般的で、近年では日本の選手でもガムを噛む選手が増えてきました。ガムの種類は様々ですが、ドイツのチームメートは写真のような子供向けの味の濃いガムを好んで食べておりました。
まとめ
チームメートのおよそ8〜9割はいずれかの嗜好品を好んで使っていました。なので試合中のベンチは茶色い唾やひまわりの種が地面に散らばっており、とても汚かったです。
噛みタバコやひまわりの種は基本的に日本にはないので、筆者も興味本位で何度か試してみましたが、グラウンドやベンチを汚してしまうという思いから好きにはなれませんでした。
嗜好品を否定するつもりはありませんが、やはりそのような所で文化の違いを感じたのと同時に日本のマナーの素晴らしさにに気づくことができました。