1部所属球団は16チーム!ヨーロッパ随一の規模を誇るブンデスリーガ
スポーツ大国ドイツ🇩🇪
規模でいえばヨーロッパで最大の野球リーグです。
今回はそんなドイツ野球【ブンデスリーガ】のシステムを紹介します。
1 ブンデスリーグとは
1984年創設、2リーグ制【北地区・南地区】からなる。
ちなみに1部と2部のリーグの名称が【ブンデスリーガ】。
3部以降のリーグも存在するが、それぞれのリーグで名称が異なる。
2 レギュラーシーズン
3月末〜7月頃までレギュラーシーズン。
少し休みをはさみ、8月〜9月にポストシーズンを行う。
各チームそれぞれ、ホーム2試合・アウェー2試合、合計4試合を行う。
よってレギュラーシーズンは4試合×7チーム=28試合
試合は週末土日どちらかの1日で行う。
したがって基本的にダブルヘッダーである。
レギュラーシーズン終了後、北地区・南地区それぞれの
上位4チームがプレーオフ
下位4チームがプレーダウン
を行う。
3 プレーオフ
※画像は2016年シーズンのプレーオフ組み合わせ
南地区1位ー北地区4位
南地区2位ー北地区3位
南地区3位ー北地区2位
南地区4位ー北地区1位
の組み合わせでトーナメントを行う。
3勝先取で勝ち上がり、優勝したチームがドイツチャンピオン!
4 プレーダウン
各リーグ下位4チームによる順位決定戦。
北地区・南地区それぞれで行う。
プレーダウン後に最終的な順位が確定し、
最下位のチームは自動降格(2部1位は自動昇格)
3位のチームは2部2位のチームと入れ替え戦
※プレーオフはその年によって制度が異なるが、ここ最近は上記の制度におちついている。また、2部との入れ替えについても球団が昇格を拒否する場合などある為、上記のようなシステムにならないシーズンもある。
5 ブンデスリーガ独自のルール
ブンデスリーガにおいて特筆すべきは、外人枠についてです。他国にはない独自ルールが存在します。特に我々海外からくる選手はしっかり把握しないといけない内容です。
1 ダブルヘッダーで第1試合の投手はEU国籍の選手でなければならない。
2 キャッチャーかショートのいずれかは、EU国籍の選手でなければならない。
3 同時に出場できるEU国籍以外の選手は2人まで(ただしダブルヘッダー2試合目に限り、2人+投手の出場が可能)
特に2番のルールは「???」って思いますよね。
どちらも守りにおいて、極めて重要度の高いポジションであり、選手の育成は難しく時間がかかる為、元々上手な外国人選手に頼りがちです。
ですが外国人ばかりに頼っていると自国の選手の向上につながらないという思いが根底にある為と思われます。
以上がざっくりしたブンデスリーガのシステムになります。
とりあえず以上のルールが分かれば、ドイツ野球をより深く楽しむことができると思います。
次回は1部に所属する【北地区・南地区】のチームを紹介したいと思います。