競合店を徹底的にパクって勝負に勝て

今回はビジネスにおいて必要なSWOT分析と3Cと4Pについてお伝えしていきます

難しく聞こえるかもしれませんが一つ一つ説明します

SWOT分析について

まずはSWOT分析と言って競合を知る前に自分のお店の強み弱みを知る必要があります
例えば貴方は居酒屋のオーナーだとすると下記の様に強み、弱み、拡大可能性、縮小可能性を当てはめていきます

Strength 　　強み
・１階路面店で目立つ
・仕入れ原価がやすい
・国産を使用
・ウーバーイーツ可能
・オフィス外で人が多い
・宴会などで利用される

Weakness　　弱み
・メニューが少ない
・フランチャイズではないのでネームバリューがない
・値段が高めに設定
・オフィス街なので週末は人が少ない
・スタッフが少ないためお弁当販売はできない
・長期休暇は売上が落ちる

Oppoortunity 拡大可能性
・YouTube等を活用してみる
・イベントを企画してみる
・体脂肪ケア思考でハイボール愛好会などを作ってみる
・キッチンを貸してみる

Threat           縮小可能性
・大型連休などが増える
・ヘルシー思考になっている
・外食する人が減っている

3Cについて

次に3Cと言って顧客と競合と自社を分析する必要があります

貴方はカフェのオープンを考えておりますがスターバックスが近くにあるため不安です
３C分析により以下の様にまとめます

・Customer（顧客分析）
オフィス街、休日は人がいない、サラリーマンが多い、男性が６割程度、年齢は４０代程度が多い印象、スーツを着ている人が多い印象

・Company（自社分析）
ここには先程お伝えしたSWOT分析の強み、弱み、拡大可能性、縮小可能性を当てはめます

強み-スターバックスより安い、個人店なので独自のキャンペーンができる、アルコールやフードメニューも出すことができる

弱み-ブランド力がない、大手では無いため仕入れ原価率が高い

拡大可能性-夜はバーとして営業できる、オフィス街なので起業イベントなどでも利用できる、フードのデリバリー可能

縮小可能性-近年色々な業種でアルコールの取り扱いが増えている為、スターバックスでもアルコールが販売されると集客が減ることが考えられる

Competitor（競合分析）

スターバックスの朝の入店数は50人程度、昼に100人程度、夜に40人程度の入店数
女性が多い印象、店内でフードをオーダーする人は入店数の30%程度
その為、客単価を530円と仮定すると1日の売り上げは100,700円程度である

4Pについて

では最後に下記の4つのPから始まるプラットフォームに沿って物事を考えていきます

・Product（製品）
デザイン、ブランド名、パッケージ、サービス、保証

男性サラリーマンが多いという観点からボリュームを重視したランチを用意、夜はアルコールメニューを用意
また女性客の取り込みのためタピオカなどのスタバには無いメニューを用意
オフィス街なので企業イベント向けに飲み放題プランを用意

・Price（価格）
市場で販売する上での価格です
価格を設定することで必然的に決定されてしまうものが、ターゲット層ですので慎重な検討が不可欠になります

価格はランチタイムはサラリーマン取り込みのためドリンクセット900円
夜は競合がいないため高めに設定し客単価4300円程度を狙う

・Place（流通）
製品を市場に流通させるための流通経路や販売する場所が含まれます

オフィス街のため一定のデリバリー需要も考えられることを想定
そのためランチデリバリーを宅配業者と連携して提供予定

・Promotion（販売促進）
市場の顧客ニーズを満たす製品を制作し、ターゲット層を決め、そのターゲット層に購入機会を提供できる流通・販売経路を確保する

忘年会などのイベントシーズンでの利用を刈り取るためお店のインスタフォローでドリンク1杯サービスを行う
路面店なので看板認知の獲得が可能なためホットペッパーに掲載はしない
ランチタイムにクーポンなどを配布する

このプラットフォームに4Pを埋め込んだら下記の表の様に競合の4Pを比較して細かく一つ一つ改善を行います

比較したら競合より良いものを作っていけばいいのです
こだわったコーヒー豆を競合より少し安くする、軽食を競合より増やす
インスタを活用する

スタバって駅近だし店舗も広くてテーブルも椅子も高級なのでそれだけは×としても残りの３つは勝ってます

これをTTP戦略と言って徹底的にパクる戦略と呼びます

次回は市場調査についてお伝えしていきます

ではまた☺️