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「中小企業診断士」を目指して良かったことは何か

 2回目の登場になります、中小企業診断士の山森直樹です。

 前回は、中小企業診断士の勉強を始めることにしたというお話しまででした。

 今回は、その続きです。試験合格にたどり着くまでに時間がかかってしまいました。始めた頃は、平社員の終わりを告げる頃でしたが、合格時には中間管理職になっていました。その過程をダイジェストした上で、「中小企業診断士」を目指して良かったことをお話しします。

1 資格学校で、経営に関する知識が習得できたこと

 私は当初、経営に関する知識獲得が目的であり、資格試験に合格したいという気持ちはあまりありませんでした。しかし、私が最初に入ったクラスは、一番人気のクラスだったようで、土曜日の10時から講義が始まるのに8時30分頃から前の席がどんどん埋まっていき、10時まで黙々と静かに自習を行っているという光景に唖然としたのを覚えています。そういう環境の中ですぐに競争心が出てしまい、早く合格したいと気持ちにすぐ変わりました。

 答練や模試も好成績で、ゴールデンウィーク前には1次試験合格レベル(試験は8月頭)に整っていました。また、初めて受けた2次試験の模試で成績優秀者になってしまい、有頂天な受験生活でした。しかし、1年目は2次試験で撃沈しました。その後は、クラスを変えたり、独学したり、勉強会に通ったりしながら長期で遠回りな受験生活を送り合格にたどり着きました。
 
 受験勉強のやり方に正解はありません。学校に通うのは高価な費用と時間拘束もあり、最近は敬遠する方も増えていますが、きちんとした講義を受けられることや仲間づくりができやすいこと、合格後のサポートも考えると受講する価値は十分ありました。

2 会社生活では巡り合えない方々との出会い

 学校に通ったり、各種の勉強会に参加してきましたが、今までの会社生活では巡り合えない方々との出会いがたくさんありました。

 私は企業内診断士です。新卒で入社した会社の2か所の研究所にしか勤務したことがありません。所属している方は、基本的には高校から理系クラス、大学も工学部や理学部、そして大学院まで終了している方ばかりです。

 診断士の勉強を始めてから、業界、経歴、職種、年齢が全然違う方々と出会うことができ、休憩時間や飲み会でも様々なことを教えて頂きました。中小企業診断士の勉強ですから、個人商店、他業界や事業についてのビジネスモデルや業界のお話に限らず、趣味の話、出身地や高校が同じだったりと話が尽きません。もちろん、会社の飲み会のように、他人の評価、人事、上司の悪口等の下世話なこともありませんし、利害関係もないので楽しいです。おかげで、会社の部の飲み会はつまらなくなってしまい、もう2年も行っていません。会社では、飲みたい方と、個人的な飲み会だけで十分です。

3 住宅ローンがどんどん繰り上げ返済できた

 長い受験生活でしたので、仕事の効率化を図り、残業時間を減らして、勉強時間を捻出しました。また、運動不足解消の為に、スポーツクラブも年150日くらい通い、ストレス解消もしていました。

 また、それまでは夫婦で2か月に1回くらい旅行に行っていましたが、その頻度もだんだん減り、飲み屋での外食も減り、嗜好品の買い物も減りました。会社での飲み会も極力行かなくなり、診断士関連の飲み会には少しはやっていましたが、圧倒的に飲み会が減りました。

 給与も順調に増えていく中(会社が色々あって、給与とボーナスカットがまだ続いているので嘘かも?)で、生活費がだんだん下がっていきました。よって、住宅ローンの借り換えと返済に回せました。

 長くなりましたので終わります。次回からやっとですが、合格してからの話になっていきます。ここまで、お読み頂きありがとうございました。

#中小企業診断士 #企業内診断士

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