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学生と企業のコミュニケーションで感じること(その1)

 今回は、学生と企業のコミュニケーションから感じること(その1)をお送りさせて頂きます。インターンシップや採用などでエントリーシート(ES)や面接を行うときに面白いことが色々沢山あるので、備忘録的にご紹介したいと思います。さて、今回の(その1)では、ESやメールでのコミュニケーションを中心にお送りします。

1 大前提の問題

1.1 メール問題
 ・こちらへの宛先もなくいきなり本文から始まる
 ・会ったこともないのに〇さん付でスタートする
 ・最後に学生の下の名前で終わる(それも、ひらがな)
 ・署名がない
 下の名前以外は年に何回かあります。やはり、メールの書き方は学生のうちに学んでおいた方が良いです。私より目上の方だと致命的な結果になると思われます。ちなみに、私の名前(苗字)を逆に書かれた場合は、逆にしたまま返したこともありますが、署名を変えるのは面倒なので止めて頂きたいです(ボケなくても良い)。

1-2 ドタキャン問題
 当日ドタキャンでも良いのですが、こちら側は事前連絡は頂きたい立場です。連絡がないと、どうしたことかと連絡するのが面倒なのです。別に去る者は追いません。

1-3 遅刻問題
 先ほどと同じく、ドタキャンでも遅れても良いのですが、開始前にご連絡頂けないでしょうか。私たちは外向けには優しいので、遅れてもきちんと対応はさせて頂きます。
 一度、インターンシップの面接で時間過ぎても来ないので電話をしたことがあります。そうしたら電車が遅れているので、いつ着くか分からないとのこと(普通は新幹線で来るはずなのに鈍行で来ており・・・)で、時間が見えたら連絡下さいと電話を切ったが、電話なく2時間半後に到着。面接の最後に「何か質問ありますか?」と聞いたら、「近くにおいしいラーメン屋ありますか?」と聞かれてちゃんと教えてあげました。ラーメン好きに悪い人はいないと思われますが、空気は読みましょう。

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2 ESで困ること

 ESで困るのは大きく2つあります。1つは間違っている記述を見かける時です。面白い間違いの時は、面接でボケで質問したりして楽しみますが、嘘はバレないようにしたいものです。もう1つは日本語で書いてあっても何が言いたいか分からないものがありますが、たいていは時間がないので2回読んで分からなければ諦めます。面接では何を伝えたかったのかワザと聞いてみたりもします。学生さんにも限りませんが、分かりやすい文章を書くためには、他人に読んで頂き確認して頂くのが一番良いと思います。中小企業診断士試験でもそうですが、自分で完璧!って思っても、相手に伝わらないと意味がないです。今回は前者の間違っている事例をご紹介します。

2.1 TOEICの点数がおかしい
 受験したことがない場合は基本的に記載しないほうが良いと思います。私は就活終わるまでTOEICを受験したことがなかった(20年前)ので、点数を記載したことはありませんが、語学の記載項目がある際には、(中3で取得した)英検3級を書いていました。大学に入っているので、それ以上の学力はありますよねってどこかの会社で言われました(笑)。
 困る例は683点(1の位が0,5ではない)とか、1110点(990点満点じゃないの?、あと4桁書けないようにしたいですね)とか書かれる例です。今度、証明書持ってきて下さいとか、満点は何点ですかとか聞きますが、そのあとに面白いことは何もありません。とにかく試験制度など理解して、バレない対応はぜひお願いしたいところです。あと、車の免許と書く例もありましたが、正式名称で書きたいところです。

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2.2 会社名や組織名が違う
 基本は、同業他社で使っているものをコピー&ペーストしているので、事業も近く組織が違っても成り立つことを書いている感じですね。会社名を間違えているときは、その会社を志望した理由を聞くようにしています(笑)が、学生さんもさすがに途中で気が付きますね。組織を間違える方(同業他社の時と社内の違う組織であることが多いが)は、ほったらかしておくこともあります。しかし、この場合は採用した例もあり、会社に入社後教えてあげることにしています。結局、読み直すとか他人に確認頂いたほうが良いですね。

3 今回のまとめ

・メール送付の最低限のお作法は知っておきましょう
・遅刻や欠席は時間までにはしておきましょう
・資格は正式名称で書きましょう
・点数を盛る際は試験制度を理解しておきましょう
・他人に読んで頂きアドバイスを頂きましょう

 ここまでお読みいただいてありがとうございました。次回は面接などの話や、意味の分からない志望動機の文章などについて採用する観点からお送り致します。

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