企業内中小企業診断士を卒業します
中小企業診断士の研究会内で始めたこのnoteに参加させて頂き、早6年が経ちました。たまたま会社でのスキル不足を補うために始めた中小企業診断士のお勉強でした。しかし、資格をフル活用し、紆余曲折もありながら、想定よりも早く企業内診断士を卒業する決断をしました。
また、前回投稿させて頂いた以下のテーマは、今まで50以上の投稿の中で、現時点でトップ10に入るアクセス数がありました。本当にありがたいです。
1 卒業にあたって考えたこと
企業内中小企業診断士を企業に雇用されている中小企業診断士とするならば、今回その部分は卒業させて頂くことにしました。来年には企業を立ち上げる(1人株主ですが)予定にしていますので、今度は企業を経営する中小企業診断士となります。
私の中では、社会人になるまでの約25年間を第1期とすると、サラリーマンとしての約24年間は第2期かと考えています。あと、現役でどのくらい働けるかは未知数ですが、第3期として約25年くらいかなと考えています。そういう意味でも区切りが良いバランスかなと後付けしています。さらに、独立するには助走も必要なので早めに進めたいと考えました。
2 サラリーマンとしての気持ちの変化
本来というか就職時にはサラリーマンを35年やって、60歳以降のことは近づいたら考えようと思っていました。中小企業診断士になってからは、役職定年もあるので(給与が25%ダウンする)、少し早めのタイミングがちょうど良いと思っていましたが、あれよあれよという間に早くなっていきました。
サラリーマンとしては、2つの研究所に勤務しました(事業部の経験はない)。研究企画部門に移ってからは、大きな異動もなかったので、似たような仕事を少しテイストを変えながら毎年やっていました。その中で、サラリーマンとして、マンネリ化やサラリーマンとしての伸びしろがほぼないと自身で感じていました。そんな中であと5~10年続けるのは、会社のために自分のためにどうなのかとここ数年自問自答していました。
3 転職でも良いかなとも考えた
実は、独立するにしても1回数年でよいから違う業界に転職しようとも考えて活動したこともあります。私の場合は偏った方面でしか仕事をしていませんでしたので、中小企業診断士で独立するにしても、多様な経験は欲しいと思っていました。
転職する場合、業界が違えどもITを使うような業務にはなりますが、業務の経歴を整理しても、サラリーマンだけの経験では思うような仕事は難しいなと思いました(転職をするだけはできますが・・・)。途中で、今までの業務の経歴に中小企業診断士や技術士のことを記載したら反応が凄く良くなりました。転職(管理職の場合)としての中小企業診断士資格の効果は感じました。
4 コロナ禍がなかったら変化しなかった
コロナ禍になったことも良い意味で幸いしました。会社への出社は週1回程度でしたし、オンラインが急速に発達したことで、中小企業診断士としての活動も大幅に増えました。また、通勤が減ったことで自己啓発が今まで以上にできるようになりました。そのスキルでいろいろなご支援ができることとなりました。そういう観点からお役に立てるチャンスが増えたことが、どんどん前向きな思考に変わってきました。
中小企業診断士の資格を持って、将来的(定年後でも)に独立を目指すのであれば、企業内中小企業診断士のうちに、様々な経験を積んでおくべきです。様々というのは、あまり得意ではないがやりたいこと、他業界の案件などです。独立後は何でもやりますとはなりにくいので、専門性や経験を活かすことになるからです。
5 今後はどうするの?
とりあえず、サラリーマンとしての肩書がなくなります。今までは、会社の名前を活かして、社内外で大きな仕事ができていました。これからは自分が看板で仕事をすることになります。
1月~3月くらいまでは現状余裕があるので、4月以降の仕込みをやりながら開業の準備や、旅行などしようかなと思います。4月以降はお仕事がほぼ決まりつつあるので、秋以降の案件につながる活動もしていこうと考えています。具体的には、事業開発の企画から実行、教育や研修を中心になると思います。
また、スモールM&Aにも興味があるので自身でチャレンジしたいと思っています。
研究会のチームとしてのnoteはこれで終了にしますが、今後はどうするか年が明けたら考えます。また、新しいメンバーも執筆していきますので、今後とも宜しくお願いいたします。今までお読み頂きましてありがとうございました。
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