過去の延長上に「未来」はない
今回が8日目の登場になります、中小企業診断士の山森直樹です。今月は健康診断で異常値が出ている高血圧と肝機能の悪化に対応するために、毎週のように病院通いをしています。とうとう禁酒の通知も出てしまい、やはり食生活に気を付けないといけないなと感じています。これを書いている夜も飲み会があるのですが、少し飲むかノンアルで通すか葛藤しながら書いています(結果、少し飲みました)。
さて今回は、今までと趣向を変えています。社会構造の変化に対応することが大事と言っておきながら、自分は対応できているのかということを自問自答しながら、過去の延長上に未来はなかった・・・ということをご紹介したいと思います。お付き合いください。
1 社会構造の変化についていけていますか?
ここ数年、「社会構造が変わってきている」、「社会のニーズが変わってきている」、「CPS(Cyber Physical System)の時代」、「デジタル化の時代」などという言葉が賑わっています。私たちのような中小企業診断士も、外部環境の変化としてそのような言葉を持ち出していますし、多方面でも同じような言葉が躍っています。確かに上記に挙げた言葉の通りの世の中になっていると思います。しかし、皆さんはその時代の変化についていけていますでしょうか?または、新技術を積極的に利用していますでしょうか?
2 通信手段の歴史
古い話をしますが、固定電話や手紙以外のコミュニケーション手段は、ポケベルやPHS(今の学生はPHSを知らない)に始まり、PCでのE-mail(テレホーダイも死語)やIRC(Internet Relay Chat)を経て、携帯会社のショートメールやスマホ(メール,SNS等)へと進化してきました。ポケベルの頃は一人1台の携帯電話を持てる想像はできなかったし、携帯を持った時は無料で電話ができたり、動画をずっと見続けられるという想像もできていませんでした。今はスマホを持つということはPCを持ち歩いているのとほぼ同義になっています。
3 スマホ出現による社会構造の変化
10年前にできなかった、想像できなかったことが今では誰でも使っているような世の中になっています。インターネット環境も無料Wifiやテザリングがあり、Siriに聞けば天気も教えてくれるし、英語ができなくたって翻訳もできるようになっています。電話だって名前を探さなくてもかけてくれます。気付いているかもしれませんが、皆さんのスマホやPCにはすでにAIが搭載されています。
最近は飲み屋の予約もやってくれるし、文章やメールを書く時だって音声認識でテキスト(ブラウザがChrome)におこしてくれます。キーボードはそんなに必要ありません。折角いろいろな機能があるので、積極的に使ってみませんか?
4 次の10年はどうなるのか?
この先の10年後はスマホも常時携帯していないかもしれませんよ。ディスプレイも眼鏡かもしれませんし・・・。
今は、デジタル化やAIにより仕事がなくなるといわれて久しいですが、こういう時代だからこそ、人間の「アナログ力」が問われるのではないでしょうか?特に、働き方が変わる、求められる人財が変わる世の中ですが、あえてデジタルに迎合せずに、答えがないもの、1つにならないものを考えることがこれから生きる道なのかもしれません。
今回も長くなりましたのでここで終わりにします。ここまで、お読み頂きありがとうございました。
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