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資格試験や入学試験に対する誤解

 5月は1日しか出社しませんでしたが、6月も健康診断のおかげで2日だけ出社となりました。会社に行くこと自体が新鮮で、前日から朝起きられるかなといった感じでして、もう出張前日の気分です。
 今回は中小企業診断士の1次試験が迫っていますので、試験をテーマに、「資格試験に関する誤解」について書いてみたいと思います。

1 今年の中小企業診断士1次試験
 試験自体は開催時期、有無や会場の追加変更など情報が錯綜しており、受験生には落ち着かない日々だったと思います。これがオープンする頃には、情報が固まっていると思いますが、急に延期になったりしたらモチベーションにも影響しますよね。残り少ないですが、全力で最後まで諦めずに頑張って下さい。

2 コロナ禍での受験勉強
 今年はコロナの影響で在宅勤務が推奨されることでの自宅時間の増加、飲み会などの行事の中止など、誘惑も少なく、受験生にとってはこれほどありがたい年はないのではないでしょうか。と、声高らかに言いたかったのですが、受験生にとってはいまいちモチベーションが上がらない、教室講座の休講でペースがつかめないなど苦労されているようです。
 もし不合格になった時には「コロナでモチベーションが上がらず、勉強時間も不足した」なんて言い訳しないように残りの期間を過ごして下さい。合格する方は覚悟を決めて勉強してしていると思いますよ。

3 資格試験に対する誤解
 特に中小企業診断士1次試験においてですが、2つの誤解があると思っています。
 1つ目は、試験内容が中小企業にあっているのか、合格後に役に立つのかという問題です。2次試験は中小企業向けかもしれませんが、1次試験は中小企業経営・政策を除けば、中小企業よりは大企業向けの理論の割合が高いと思います。だからと言って文句を言っても仕方がなく、合格するために必要と割り切って頑張るべきです。実際に中小企業を診断するときにも1次試験の知識を利用してコンサルティングをします。しかし、財務だけだったり、マーケティングだけでもないので試験内容の広さは理にかなっていると思います。実務経験も大事ですが、それは合格したらいくらでもできますので、無駄とは思わずに今は合格するためだけに専念して下さい。
 2つ目は、問題を沢山解けば良いと考える思考です。特に、直前期にたくさんの演習をするために他資格の教材や過去問に手を広げない事です。勉強の初期などは別に良いのですが、今は、持っているテキスト、過去問、演習教材で講師のように説明できるくらい精度を上げることに力を注いで下さい。準備不足な方は出る可能性が高いもの、受験生が皆解ける問題を1つずつ積み上げれば良いのです。

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4 大学受験に対する誤解
 大学受験でも同じように、2つの誤解があると思っています。
 1つ目は、受験生なのに大学に入ってから学びたい学問に興じることです。例えば、大学で哲学を学びたいからと受験生にも関わらず、哲学書を読み続けていて受験勉強が身に入らないみたいなことです。浪人生とかが多いかもしれませんが、合格すればいくらでも読めますので、今は受験勉強に集中することです。逆に理系で仮面浪人とかしていると、大学1年生で行う微積分や線形代数が大学受験で役に立つことはありますけど、それは運よく(悪く?)大学生になっているからであって、例外と考えるべきです。
 2つ目は、受験科目に関係ないから身が入らないというものです。大学に入ってから使うものと使わないものがあるので、そういう意見は分からなくはないのですが、やりたい学問や大学に入学するには必要なものですから、割り切って集中して取り組むしかないのです。
 私の場合は、理系で数学に近いことをやりたかったのに、得意な順番(好きな順番ではなく)で国語、英語、数学の順で、理科(化学、物理)が苦手でだったのでとても苦労しました。

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 最後に、とりとめもない終わり方になってしまいましたが、合格という目的を果たすために、言い訳しないで、合格だけを考えて、集中的に取り組んで頂きたいとの思いから書かせて頂きました。早く合格して皆で中小企業を支えていきましょう。ここまでお読みいただいてありがとうございました。



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