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「RISING」ロゴの誕生まで

2022年3月に、flier初となる動画コンテンツ「RISING」がリリースされました。「RISING」とは“10分で明日がアガる”をコンセプトに、第一線で活躍するビジネスパーソンや研究者たちがリベラルアーツをテーマに語るチャンネルです。ここで語られるリベラルアーツの「知」を、普段抱えている悩みや不安を解決するためのヒントに変えていってほしいという想いがあります。

この「RISING」の企画コンセプトがデザインチームに共有されたのが昨年の11月でした。それから1ヶ月ほどかけてロゴを作り上げていったのですが今回はその工程をご紹介しようと思います。

まず最初に担当デザイナーから上がってきたラフデザインがコチラです。(冒頭で記載したチャンネルのコンセプトは共有済)

ライジングと聞くと「太陽」のイメージも強いので日の出を想起させるデザインが上がってくるのは理解ができました。ただ、太陽とブルーの相性があまり良くないんですよね。ですが、動画全体のトンマナはブルーで統一されている世界観が望ましかった(flier初の動画ということもありブランドカラーであるブルーをベースにしたかった)ので、太陽よりもブルーを優先させて、「高みを目指す」「上昇」といったキーワードを別の形で表現してもらうことにしました。

その時に参考にとデザイナーへ渡したサムネイル(とも呼べないようなお見苦しい手書きの何か)がこちらです。

メインカラーがブルーという前提で今回のコンセプトを表現するには、矢印で上昇感を表現したり、全体のフォルムで上昇感を演出したり、光がシャープに差し込む様子を表現したり…そういったことが考えられるなと思いました。

中でも関係者内で最も納得性の高かったのが右下に描いていたアイディアで、このクリエイティブコンセプトが受け入れられました。

斜線を境に、白と青が切り替わるRISINGのロゴ。
ゲストのトークがインプットされることで自分に新たな知が加わり、
意識が変化していく様子を表現。

サムネイルに描いたアイディアは一応全て形にしましたが、上記のコンセプトを企画チームが採用したため、その案をベースにデザイナーとブラッシュアップを重ねて最終的なロゴが固まりました。

動画のロゴというのはコンテンツの世界観・トンマナが凝縮されたようなものだと思っています。コンテンツの中身を表現できているデザインでないといけないと思いますし、それだけではなく見た目のフォルムも美しいものでないと視聴者には受け入れられないので、ビジュアル的なブラッシュアップも細かい部分で沢山しました。そういった一つ一つの作業を加えていくとある瞬間に「ロゴとしての美」が生まれてきます。

flierとして初の動画コンテンツのロゴの誕生でしたが、デザイナー歴の長い私自身も学びのある仕事となりました。今後もflierは色々な動画コンテンツが配信される予定ですので、内容と共にそれぞれのロゴのデザインにも注目いただけると嬉しいです。


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