歴史家・磯田道史先生「神、国、金にどこまで本気になれるかはホモサピエンスの中でも地域や育ち方によってグラデーションがある」
大好きな歴史家・磯田道史先生のNewspicks番組。
トピックは
・ロシア・ウクライナ戦争
・イスラエル・パレスチナ問題
・AIが人類の未来に与える影響
・日本の政治・経済
特に面白かったのが、
という話。
アフリカに出現したホモサピエンスが世界中に拡散する時に必要だったのが「向こうの土地にもっといいものがある」という無いものを信じる力。シンボル、ストーリーを信じ、それに命をかけられる力。
磯田先生によると、「その力が強い人たち」がおそらくいるのだろうということ。
優れたリーダーや成功者というのはビジョンやミッションというシンボルやストーリーを強く信じられるし、それこそ命をかけられる。周囲の人々の中からその信念に感化される者が現れ、強い組織になっていく。
逆にそういったフィクションよりも、目の前の「あるもの」に意識が向く人もいる。
それはホモサピエンスの歴史の中で生まれていったグラデーションなのだと思うと興味深い。日本人は神、国、金に対する本気度はけして高いとは言えないのだろうが。
他にも
という話も印象深かった。特に無宗教(ゆるい仏教)の人が多い日本全体にとっての影響を考えるとゾッとする。私もつい手が空くとスマホに手が伸びてしまうが、生かされていることへの感謝を思い出したり誰かのために祈るような、精神性を磨く時間を意識的に持たなければと感じた。
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