【海外留学】もしかして脈アリ...? 図書館の前で一目惚れしたローカル女子と友達になるまで②
セメスター2に入ってから途端に相手から「会わない?」と誘われることが増えた。たぶんドライに接してるからだと思う。
大学のセメスター2に入ってから、何か用事があると必ずその女の子は「Are you at uni? (いま大学にいる?)」というメッセージが送られてくる。
忙しいのを理由に、こちらから複数回断る
実際に忙しかったのもあるけど、とある週だけ猛烈に相手から「今日大学にいる?」みたいな連絡が来ることが増えた。僕はちょうどその時、家探しで忙しかったのでほとんど全部キャンセルした。
とある日はアフリカ人の友達と街で遊ぶ予定だったから、友達との約束を優先したくってキャンセル。またある日は家の内見で忙しいからとキャンセル。
そんなことしてたら次の週だけ連絡来なくなりました、はい。
気を取り直して、僕から下記のメッセージを送ってみる。
六回戦目、大学のベンチで久しぶりに会う
家探しが終わってだいぶ落ち着いたのでDMで「先週は忙しかったけど、また時間あったら会おうよ」と送る。そしたら午後に向こうからDMが来た…。
結局エラは図書館の近くのベンチに友達といた。僕が支度している間に移動したらしい。ハッキリ言ってその子と会うと思うと、毎回心がバクバクするし謎に緊張してしまう。
そのこの場所に向かうと、なんと男友達といるではないか。
あ、え?
メッセージでは言ってくれなかったので、さすがに混乱した。彼氏かな? 試されてるのか?
とりあえずベンチに座る。僕の友達、エラはピンク色の服を着てた。映画:バービーを見た時にそのグッズで買ったらしい。悪い印象は残したくないので、男友達のラウジャにも自己紹介をしていい印象を残すよう心がけた。
とりあえずベンチに座ってるのも退屈なので、一緒に卓球しようと誘って僕のアパートに二人を移動させることになった。
ということで大学近くの僕のアパートに三人で移動。
ちなみにエラの男友達は、ラウジャという鼻にピアスを開けてる青い髪の男だった。話してみると結構日本に対して親近感を抱いている人で、卓球をプレイしてる途中も「日本の白馬 (長野県)にスキーしに訪れたんだ」みたいなことを言ってた。
そのラウジャという男は親が裕福なのかフランス、カイロ (エジプトの首都)にも住んでいたとのこと。
そんな感じでエラが勉強してる横で男友達と卓球をしていた。たまにエラもラウジャに課題について質問してくる。途中エラも参加して卓球をしたのだけど、あまり卓球はうまくなかった。でもそこがカワイイ。
しばらくしてエラの友達が「授業がある」と言って帰り、二人で過ごす時間ができた。
いやーにしてもカワイイ。近くに座ってるとやはりカワイイ子の気品がある気がする。
久しぶりに会ったこともあって、僕は少しいつもの無言癖が出てしまった。でもエラが話しかけてくれて、いつも通り会話が始まる。二人だけになったとき、雰囲気が変わって「大学の勉強があまり好きじゃないんだ」ってことと「課題のことで彼に聞いたとき、ラウジャ (男友達)に苦笑いされたし私って理解力なくて馬鹿かもしれない」っといった弱い部分を見せてくれた。
とりあえず僕なりにサポートはしてみた。それにしても、さっきまで友達に何か言われたとき、Fuck you! (うるさい)とか言ってる気が強そうな普通のオージー女子だったのに意外な一面をこのときに発見した。
もしかして信頼してくれてるのかな…?
かるーくサポートだけして、気分転換がてらタピオカを飲むことになった。この後に頼んだタピオカ、「これ試してみる?」みたいなことを聞いてきたから、僕とエラは飲み物をお互いにシェアした。ちょっと親しみやすいというか距離の近さを感じる。
ストローにピンク色の口紅がついていて、ちょっと違くて不思議な味がした。
しばらくしてエラが勉強していたから、一緒に勉強しようと思ったけど予定があるから…ということで帰ることになった。「4時半から同じ学部のBBQイベントに参加する」とのこと。そして「大学のイベントでBBQするんだけど来る?」と聞いてきた。
でも僕は課題があったから断ることにした。その後、携帯のバッテリーが15%しかないらしくもし良かったらモバイルバッテリーを貸そうかと聞いてみた。
「僕の部屋にあるんだけど、アパートまで来る?」 と若干断られるのを承知で聞いてみた、そしたらまさかの「うん、いいよ」と。
ということでエレベーターを使って一緒に僕の部屋まで行くことになった。一応アパートに入ったときに「私ってここで待ったほうがいい?」と尋ねてきたから「いや、君次第だよ」と答えてちょっと警戒心を抱いているか、そうでないのか見分けることにした。
そしたらエラは「私は気にしないよ」。
あー、これイケるわと本心思ったもののとりあえずアパートを見せて僕は部屋からモバイルバッテリーを取ることにした。予想してなかったけど、普通に僕の後ろをフォローして部屋にまで入ってくる。
ここで ” もしかして…エラって僕が好きなんじゃないか? " 疑惑が出始めた。
流石にビビったものの、ちょっと散らかってる部屋を見せてしまい流石に恥ずかしかった (笑)。しかもぼくの部屋を興味津々に見渡している。ということで引き出しからモバイルバッテリーを取った。
バス停まで見送って、いい感じの印象を残しつつお別れ。この日は正直今年でいちばん最高の1日になった。
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