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『ダ・ヴィンチ・ノート』努力が得意な天才

レオナルド・ダ・ヴィンチは、日本で人気のある
画家らしいです。
ダ・ヴィンチは、軍事・解剖学・画家...その他様々な分野で才能を
発揮しました。

今回は、そんなダ・ヴィンチの哲学と学び方を書いた本を読んでみました。
タイトルは、『ダ・ヴィンチ・ノート 神速で成長する言葉』です。
その感想を書いていきます。

本を執筆したのは、ダ・ヴィンチが大好きな方の桜川Daヴィんちさん。
ダ・ヴィンチに関する本を100冊以上読んできて、
コンサルティングにも生かしている方です。


続けることの大切さ

ダ・ヴィンチがなによりも大切にしていたは、
継続することでした。
彼は、天文学・解剖学とさまざまなことに興味をもっています。
解剖学でも、死体と一緒に一晩過ごすこともあったそうです。

ダ・ヴィンチが恐れていたのは、最後まで完成できないこと。
一つの作業を始まりから終わりまで続けたのがダ・ヴィンチの
長所と言えると思います。


ダ・ヴィンチの集中法

最後の晩餐を教会で描いたダ・ヴィンチ。

目の前でダ・ヴィンチの作業を見ていた小説家は、こういっています。
夜明けから日没まで、何も食べずにひたすら絵を描く日もあった。
と思ったら、絵の前で2,4日ほど考え込む日もある。
ある時は、絵に二筆加えたくらいで帰ったこともあった。

気が乗ったときだけ描くというやり方をしているダ・ヴィンチ。
ただ没頭するだけじゃなくて、リズムよく休みと集中
を使い分けていたみたいです。

実は、最後の晩餐を描いて後悔しているらしいんです。
絵の具の配色を独自の方法で調合したせいか、完成直後から
「最後の晩餐」は劣化が進んでいたそう。

こういった失敗のエピソードを知ると、
「ダ・ヴィンチでも失敗はあるんだ」と改めて感じます。

けなされたら喜ぶ

自分の信じることを否定されたら、
相手を批判するというやり方。

自尊心を大切にしていたのが、ダ・ヴィンチでした。

自尊心・・・自分の思想や言動に自信を持つこと、
自分の人格を大切にすること。

つまり、相手にけなされたら自分の強みを再定義
するのがダ・ヴィンチ流の批判です。

実際、ダ・ヴィンチは学がないと言われました。

そこでダ・ヴィンチは批判します。
「確かに学はないかもしれない」「批評家たちは、他人の苦労の
成果を利用しているだけ」
「実際に経験し、創作している私を軽蔑するなら彼らこそ
非難されてもいいはずだ」

プラトン・アカデミーという知的なサークルがありました。
ダ・ヴィンチはそのプラトン・アカデミーに入れてもらえず、
劣等感を抱えていました。

最終的に、自分を経験の弟子と定義することで自尊心を保つことができました。
批判の中に強みが混ざっているかもしれませんね。
誰からの批判は、自分の武器に変えられるということです。

ダ・ヴィンチは、よく相手を批判して自尊心を保つという方法を
取っていました。
相手と喧嘩になることが目的でないので、
名前を隠して批判することもあったみたいです。

最後に

数々の偉大な実績を残したダ・ヴィンチ。
普通の人間よりも努力して、「500年以上」名に残る画家になりました。
そんなレオナルド・ダ・ヴィンチの哲学と生き方が伝わる書籍でした。

ページの後半では、ダ・ヴィンチのノートの書き方やメモの大切さ、
ノートの選び方が紹介されています。

最後に学んだことを一言にしたいと思います。
「ダ・ヴィンチは、ただの天才ではなく努力家」だった。

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