表現者とは
- 表現者とは -
終戦の日を抱いた今月8月のいま、表現者とは何かを考え5年前のSNSへの投稿を再掲したいと思います。。短文ですが5年前の自身の投稿とそれに対して皆さんから頂いたコメントへの私の返答です、。ここ3年強コロナ禍で殆ど撮れず仕舞いで、写真に対する気持ちと言葉は錆びついており、少なくともこの頃には戻らないといけないと言う気持ちでいます。
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「楽しげな写真より、寂しげな写真に心は寄り添う。
嬉しそうな写真より、悲しそうな写真が心に残る。
そして、傷つき痛み合う写真は、いつまでこの世界にあり続けるのだろう…」
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「この世には明るく幸せな写真で溢れかえっています。
もちろんそれを見て、ボク達は癒されもするし楽しい気持ちにさせてくれます。
それはとても必要なことだし、大切にされるべき事だと思います。
ボクが言いたかったのは表現者としての眼差しです。
一個人としては幸せであるのは権利であり義務です。
しかし表現する者が、明るく楽しく幸せで、美しい世界だけに目を向けることは不自然さを感じます。コマーシャルフォトではないんですからね。
この世界の矛盾や不条理なことに疑問を持つことがなければ、その表現者としての存在価値はどこにあるのでしょうね。
ならばオマエがそれを写せてるのかと言えば、写せてはいないです。
しかしその意識は常に忘れずに持っていたいと思っています。
上に書いたのは、そのささやかな自分なりの問題提起だと思ってください。
コメントいただいた皆さん、ありがとうございました」