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基本的なトレード(初心者編)

この記事は有料設定されておりますが、投げ銭システムを採用しており記事内容は全て無料でお読み頂けます。
尚、投資判断は自己責任にてお願い致します。

あくまでも私個人が相場と向き合って得た相場の特性を理解し、トレードに生かす基本的な考え方を今回は解説しようと思います

2つの勢力の存在を確認しよう・実需勢力

相場には大きく2つに分けると実需勢力と投機勢力が存在します
実需勢はほぼ反対売買による決済という概念は存在しません
何故なら輸出入の際にはドル建てで決済を行う為、ドルが必要になるからです
・輸出で得たドルを国内で使用する為にドルから円へ
・諸外国から輸入する為に円からドルに交換し商品をドルで購入します
(主にエネルギー関連や食材)
・上記を繰り返すだけなので必要な時に必要とする外貨を獲得するのみ

ここで重要なのは、現在日本は貿易赤字国なので輸出で得た外貨よりも輸入する為にドルを必要としているという事から、どうしてもドル買いが強くなりやすく円安が進む傾向になっている

投機勢力

短期中期問わず必ず反対売買を行う勢力を投機筋と言い、一般的な個人投資家や、生保・機関投資家(大手行やファンド含む)がその部類に当てはまります
この機関投資家は超長期での運用を目的にしている場合も有り、ドルで外国債券を購入したり株式の購入に充てるので外貨両替の規模がとても大きく、機関投資家が相場のレートを握っていると言っても過言ではありません

基本的なトレードスタイル

では規模の大きな機関投資家が何を考えどのような売買をするのかを知る必要があります
最も重要な事は「必ずどこかで反対売買をする」という事です
この反対売買をするタイミングを見計らってエントリーするのが効率も良く、尚且つ負けづらい取引と成り易いからです

下記の図では機関投資家の思惑がチャートに現れ易い状態を示し、機関投資家の狙いを読みエントリーする方法になります

基本的に相場ではこの状態で上昇したり下降したりしているので、多くの投資家が苦しい立場にある状態を読み、その苦しい状態を解放する際に必ず反対売買が生まれるポイントでエントリーをする
チャートで説明しますので見てみましょう

上記チャートで苦しい立場に追いやられたのはどちらの勢力でしょうか?
買い勢力ですか?売り勢力ですか?

答えは買い勢力です
上述した通り、じり安から急落が見受けられる場合は多くの投資家が
「身勝手な割安感で押し目買い」を狙った証拠になるのです
じり安で押し目買いをした所を狙われて一気に売り込まれた結果、苦しい立場に追いやられている買い勢力は損切せざるを得なくなり急落へとなるからです
次に相場は転換し、じり高になった理由は売り込んだ勢力の決済による買戻しが起こり上昇へと繋がっている事が分かります
では上記のチャートは次にどのようなパターンを描いているか見てみましょう

売り勢力の反対売買が終わりレンジ相場入りしている事が分かります
私はレンジ相場での取引は基本的にはしません
なぜならどちらのポジションに偏りがあるのか見抜くことが極めて難しいからです
そこで活躍するのが出来高を見る事です
出来高の減少は大口が何もしていない証拠なので自分も何もしない
あるいはスキャルピングに徹するくらいしか生き残る事は難しいでしょうし、多くの個人トレーダーがやられて行く場面はやはりレンジ相場だからです
私も散々やられた口なので・・・

スキャルピングの特性を生かそう

では上述した特性のチャートは大きな足でしか生まれないのか?と言われたらそんな事はありません
どの足でも、じり高じり安・急騰急落・レンジ相場
この3パターンを繰り返し大きな足へとつながるので、例え1分足であろうと同じような現象は起ります
私がスキャルピングをする場合は直近高値や安値を背に急騰急落した後の戻りを狙う手法ですが、これは各々の手法で構わないと思います
直ぐに逃げられる特性を利用し、急騰急落を見せた場面でどちらが現状不利なのかを見極め、とにかく背にするポイントさえ大きな足でポイントを押さえておけば大きく損切することもありません
それでも大きく損切してしまう場合は局面の見極めがまだ不十分と言えるので、とにかく短い足を見続けて慣れるしかありません

チャートパターンを鵜呑みにするな

私はチャートパターンという概念は捨て去りました
昨今はアルゴリズムの台頭により、チャートパターンを覆す取引が多くなってきたと私は感じます
このパターンは必勝パターンといってエントリーして負けたことはありませんか?
三尊だから、右肩を作ったから売りといったパターンや、ダブルボトムだから買いと思ったらトリプルどころかレジスタンスラインを突き抜けたにも関わらず何故かサポートラインを突き抜け急落したといった具合に、大口のアルゴリズムはパターンすら学習させているように感じます
なのでチャートパターンが必ずしも成功するとは限らないという事も肝に銘じてエントリーする事を心がけると良い思います

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