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【四柱推命】知るときっと役にたつ五行論についてのお話【算命学】。
こんにちは。おひとりさま美容師のなおきです。
今日は五行論についてもう少し詳しくお話ししていこうと思います。
四柱推命や算命学を理解する上で、五行論を理解することは避けては通れないのですが、しっかり理解しようとするとなかなかに難しく奥が深いので、ふんわりでいいのでなんとなくのイメージを掴んで頂けたらと思います。
五行論とは?
「木・火・土・金・水」の5つの要素が、この世界のすべてを形作っている——そんな考え方を「五行論(ごぎょうろん)」といいます。これは算命学をはじめ、四柱推命、風水、中医学など、さまざまな東洋の学問の基盤となっている重要な理論です。僕は今のところ占術としての五行論しか勉強していませんが、鍼灸の先生や漢方の先生などは人の体の五臓六腑を五行に分類して考える中医学をお勉強されてるんですよね。知り合いの鍼灸師さんや整体師さんにお話を伺うとすごく興味深いです。凄いですよね!
ちなみに、四柱推命や算命学でもその人の五行の偏りを見て健康運を見る技法があるんですよ!
このように、五行を理解すると自分の性格や運気の流れ、人間関係の相性、そして健康管理にも活かすことができます。今回は、五行論の基本と、その活用法についてお話ししますね。
五行の基本性質
五行には、それぞれ特有の性質があります。
木(もく)|成長・発展|春|青(緑)|東|木々、植物、人の成長、計画
火(か)|情熱・上昇|夏|赤|南|炎、熱、情熱、感情、エネルギー
土(ど)|安定・変化の受容|季節の変わり目|黄|中央|大地、安定、バランス、思慮深さ
金(こん)|収穫・整理|秋|白|西|金属、硬さ、決断力、ルール
水(すい)|滋養・流動|冬|黒(青)|北|水、知恵、冷静さ、柔軟性
例えば)
「火」の要素が強い人は情熱的で行動力がある反面、怒りっぽくなりがち。「水」の要素が強い人は冷静で知的だけど、感情を表に出しにくい……というふうに、五行の性質は人の性格にも表れます。
五行の五本能
人が誰でも持っている本能(五本能)も五行に分類できます。
木|守備本能ー自分自身を守ろうとする本能
火|伝達本能ー伝達しようとする本能(知識や気持ちなどを伝えたい)
土|魅力本能ーよく思われたい、好かれたいという本能
金|攻撃本能ー相手を攻撃しようとする本能(努力、行動力の源)
水|習得本能ー知識を習得したいという本能(好奇心)
五行の関係性
五行同士は、影響を与え合う「相生(そうしょう)」と「相剋(そうこく)」の関係があります。
相生(良い循環を生む関係)
木生火(木が燃えて火を生む)
火生土(火が燃えた後、灰となり土に還る)
土生金(土の中で鉱物(金属)ができる)
金生水(金属の表面に水滴がつく)
水生木(水が木を育てる)
これは、五行がスムーズに巡っている「調和」の状態です。
相剋(バランスを取るための対立関係)
木剋土(木の根が土を侵食する)
土剋水(土が水をせき止める)
水剋火(水が火を消す)
火剋金(火が金属を溶かす)
金剋木(金属の斧が木を切り倒す)
この関係が強すぎると、ストレスや人間関係の衝突が起こることも。たとえば、「火」の性格の人(情熱的)が「水」の性格の人(冷静)と対立すると、お互いにストレスを感じやすいといったケースが考えられます。
もちろん悪いことばかりではなく、火の人の情熱が行きすぎてしまった場合には水の人の冷静さのおかげで制御されたりもします。
そして、五本能の相剋(相生相剋を合わせた言葉)では、例えば木剋土、守備本能である木が魅力本能である土を剋すことによって自分ばかり守ると魅力がなくなる、火剋金、伝達本能である火が攻撃(行動)本能である金を剋すと、口ばかりで行動が伴わない、などと言われます。
これはごく一部の例ですが、こうして五行論について考えてみると面白いですよね。
実はもうひとつ、比和という関係も。
比和とは同じ五行同士の関係で、その五行がより強調されて強くなる関係です。
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五行を生活に活かすには?
五行は、人生のさまざまな場面で活用できます。
① 自分の性格や運勢を知る
算命学や四柱推命では、自分の命式の五行バランスを見て、性格や運勢を分析します。「火」が強いなら冷静さを意識し、「水」が弱いなら柔軟な考え方を取り入れる……といった具合に、足りない要素を補うことで人生をスムーズに運ぶことができます。
② 人間関係の相性を考える
五行の相生・相剋の関係を知ることで、相性の良い人・衝突しやすい人がわかります。「木」は「水」と相性がよく(木に水を与えてくれる)、「木」は「火」を助けてあげる相性だったり(火が勢いよく燃えるためには木が必要)など、人間に置き換えて考えられますよね。
③ 健康管理にも役立つ
中医学では、五行をもとに体調を管理します。
木(肝) … ストレスに弱い人は肝をケア
火(心) … 情熱的すぎると心臓に負担
土(脾) … 消化が弱い人は土を補う
金(肺) … 呼吸器系が弱い人は金を意識
水(腎) … 冷え性の人は水のケアが大事
たとえば、「火」が強すぎるとイライラしやすくなるので、リラックスする時間を意識するとバランスが取れます。
まとめ
五行論は、単なる占いの理論ではなく、人生をより良くするための智慧です。
五行には「木・火・土・金・水」があり、それぞれ異なる性質を持つ
五行は「相生(助け合う関係)」と「相剋(抑制し合う関係)」がある
五行バランスを意識することで、性格分析・人間関係・健康管理に活かせる
「自分はどの五行が強いのかな?」と考えるだけでも、新しい気づきがあるかもしれません。算命学や四柱推命を通じて、もっと深く自分を知ってみませんか?
今後も、算命学や五行の知識をわかりやすく紹介していくので、ぜひフォローしてチェックしてくださいね!