【没構想】緊縛侍清水勇一伝

 この没構想には「性的な表現⚠」が含まれています。

 まだ18さいになっていないひとは、ないでください。
 18さいになっていないひとると、とてもこわいことになってしまうかもしれません。
 よくわからないひとは、るまえにしんじられる大人おとなの人にきいてみてください。
 よろしくおねがいいします。


 知人に漫画化して貰うつもりで書いたのですが、その話が自然消滅して没になった長編です(1/2)。
 万が一にも描きたいという方などいらっしゃいましたらご相談ください。



あらすじ

 どこにでもいる夫であり父であり男である清水しみず勇一ゆういちには、家族に言えない秘密があった――。
 愛刀「鬼女縛助平きじょしばりすけべい」を武器に悪を断ち、アソコが勃ち、悪女を縛るアダルトモダンエロアクションおっ立つ! 失敬、勃発!


第1話「その男、助平」


【登場人物】


・清水勇一(しみずゆういち)
 どこにでもいる夫であり父であり男である中年男性。昼間はしがないサラリーマンをしているが――。

・緊縛侍(きんばくざむらい)
 愛刀「鬼女縛助平(きじょしばりすけべい)」を武器に、夜な夜な悪を断ち悪女を縛る正体不明の侍。

・ミサキ
 自称年齢不詳の女子高生。緊縛侍にターゲットの情報を与える凄腕の情報屋だが、対価はきっちり受け取る。

・将軍
 謎多きI駅付近の裏の首領ドン。緊縛侍の生みの親で、ミサキを引き合わせた人物でもあり、不定期で緊縛侍に仕事を依頼する。

・暗殺忍者
 I駅付近で「東の縛り屋」と呼ばれる緊縛侍と対をなし「西の殺し屋」と呼ばれる正体不明の男。


【ビジュアルのイメージ】


●清水勇一
 どこにでもいそうな冴えない中年のサラリーマン。
 気弱そうな根暗っぽい顔。

●緊縛侍
 既に絵があるので要望は無し。
 (髪は金髪のウィッグなので上記の設定と矛盾なし。)

●ミサキ
 全体的にギャルっぽく、清楚な雰囲気も残して。
 男が好きそうな明るい系女子のイメージ。
 肌は白く、メイクは控え目。…清楚要素?
 髪はやや落ち着いた金髪、茶髪より? でセミロング。…ギャル要素?
 白いワイシャツにチェックのスカート(スタンダードな制服)。
 胸元にはリボンで、スカートと同じ柄と色(暗い青とか緑の寒色系)。

●将軍
 ヤクザとかのボス風。
 あえてスーツでも、将軍らしく和服でも。


【基本の流れ】


将軍の依頼を受ける
 ↓
ミサキとセックスしてターゲットの情報を得る
 ↓
ターゲット(女)を緊縛して成敗


【序盤の流れ】


 第2話「その女、万引」で、将軍からの依頼を受けて緊縛侍が悪女を縛る構図が明らかに。
 第3話「その刀、妖刀」で半年前の将軍との出会いや刀・鬼女縛助平の詳細が明らかに。
 第4話以降、仕事に慣れて来たため少し危険な仕事も増やされアクション要素が入る。


【終盤の流れ】


将軍の依頼で女を縛り犯す
 ↓
女はかつて将軍の部下だったが裏切って逃げた男の恋人で、女が縛られ犯される様を男は見せつけられていた。その後将軍の命令で、男は恋人と共に絶望の中で西の殺し屋「暗殺忍者」に始末される。
T区のI駅付近の裏社会では、将軍の右腕と左腕として西の殺し屋「暗殺忍者」と東の縛り屋「緊縛侍」と名が知れている。
 ↓
将軍は勇一が裏切らないように牽制するためそのことを話す。
 ↓
自分の家族が心配になる勇一。
 ↓
(ワンクッション)
 ↓
ミサキ殺害の協力を依頼される
(もともと使い捨ての駒として拾われた訳ありの家出少女の一人
 危ない橋も簡単に渡らせ、都合が悪くなれば始末する予定だった
 ある程度使ったので、情報保護のため処分されることになる)
 ↓
家族を危険に晒したくない勇一、思いつめていく。最近家族が冷たいし自分がいない方が幸せなのでは? とまで考えが及ぶ。
ミサキを殺したくない、迷いや葛藤で精神的に極限状態に陥る勇一
嫌われ役を演じ強引に家族と離婚、ミサキと駆け落ちを装って逃亡
 ↓
逃げる直前、将軍から妖刀の話が嘘だったと明かされ、妖刀に自分が半ば操られていると思い込んでいたからこそ仕事をこなせていた勇一は緊縛侍になれなくなる
 ↓
襲撃を受けるが抵抗できず、ミサキが連れ去られる
 ↓
勇一の様子からこうなることを察していたミサキが残した手紙を読み、覚悟を決めて助けに
 ↓
ミサキの死体を発見、萎えた心が怒りで勃つ、緊縛侍復活
 ↓
暗殺忍者と激しい戦いの末に勝利し将軍を殺害
 ↓
緊縛侍、最ごは己の首を縛り完


コメント(2021)

 私自身は緊縛や乱暴な性行為が好きなわけではなく、強姦ものも甚だ好きではないので、第1話の性描写はややネタ感が強かったですね(そもそも筋金入りの童貞だし)。
 一応、漫画化を意識して画的な描写(服装や色など)を詳しく説明し、漫画映えする決めシーンも用意したつもりです。
 緊縛要素ありの『ザ・ファブル』みたいな話を書きたかったのですが、小中学生の頃にドはまりしていたドラマ版の『特命係長只野仁』みたいな話になっちゃいました。
 構想にある終盤の流れは完全に私の趣味です。趣味が悪いですね。

 もう一つの没案『亀甲マン』と比べると思い入れはかなり弱い構想です。