SmartHR 中国支社の開設によせて
こんにちは。
SmartHRの平井(@h_naokiii)です。
noteで記事を書くのはこれが3度目で、1度目はインサイドセールスとして、2度目は九州支社クロージングセールスとして、そして今回は中国支社長として。
普段から発信するタイプではない(なんなら苦手な)のですが、どうやら毎回役割やミッションが変わったタイミングで重い腰を上げて筆を執っているようです。
『SmartHR 中国支社の開設によせて』というタイトルの通り、このnoteでは中国支社開設までの経緯や今後の展望など、プレスリリースでは触れられていない部分をお伝え出来ればと考えています。
中国支社開設までの経緯
本日プレスリリースも公開されましたが、2023年5月1日付で中国支社を開設します。
SmartHRとしては東京本社・関西支社・九州支社・東海支社に続く、国内5つ目の拠点となり、今後広島を拠点に事業展開していくのですが、ゆくゆくは中国・四国地方をカバーすることも見据えて、このたび支社開設の意思決定を行いました。
なぜ支社開設に至ったのか。
理由は非常にシンプルで、市場のポテンシャルがあり、マーケットシェアを獲得できる余地があるからとなります。
少しだけ補足説明します。
1. 市場のポテンシャルがある
■ 経済規模は大きい
広島をはじめとした中国・四国地方の経済規模はかなり大きいです。
主要都市である広島県の県内総生産は11.4兆円(全国におけるシェア2.1%)あり、中国・四国地方全体で見れば、日本経済におけるシェアは約8%を占めます。
既に支社がある九州地方の経済規模は約9%で、よく「1割経済」と言われたりするのですが、ほぼ同じ経済規模となっています。
法人数で見ても遜色ありません。
■ 産業構造がSmartHRと親和性が高い
有り難いことにSmartHRは幅広い業界で導入いただいています。
下記画像の右側が売上構成比で見たSmartHRの導入が多い業界になるのですが、中国・四国地方の産業とも非常に親和性が高いことがわかります。
また直近3年で2倍ほどSmartHRの導入数が増えている製造業においては、関東・東海・関西に次ぐ4番目に製造品出荷額が大きいというデータもあります。(中国・四国地方の瀬戸内海沿岸部には「瀬戸内工業地域」が形成されており、機械・化学・金属工業などの重化学工業が盛んです)
2. マーケットシェアを獲得できる余地がある
■ DXへの関心が高まっている
これはプレスリリースでも触れましたが、中国・四国地方においても生産年齢人口が減少の一途を辿っており、企業は競争力の獲得・維持のために「組織の生産性向上」や「選ばれる組織づくり」を重要視しつつあります。
行政も上記背景から企業のDXを積極的に後押ししている状況があります。
■ まだまだマーケットには白地がある
詳しくは後述するのですが、2023年に入ってから「準備室」という建て付けで現地で営業活動も行ってきました。
ここ数年でSmartHRと近しいサービスも沢山出てきており、営業シーンでは複数社の比較検討となることもしばしばあるのですが、その割合が他エリアに比べて約8%低いというデータが出ており、まだまだマーケットには白地があることがわかりました。
準備室期間の取り組み
中国支社開設に向けて2023年から本格的に活動してきたのですが、2023年1月~4月の4ヶ月間は「準備室」という建て付けで、以下2つを見極めることが目的となっていました。
・取るべき市場があるか(市場調査)
・仮に拠点化した時にやりきれるか(実行力)
ここでは、この3ヶ月の準備室期間で取り組んできたことを一部ご紹介します。
今後の展望
先述の通り、いち早くマーケットシェアを獲得することが中国支社の事業上のミッションとなります。
また今後は四国地方もカバーすることを見据えているため、それを実現するための組織づくりも必要で、採用も積極的に進めていきます。
個人的には何をするかと同じレベルで誰と働くかが重要だと考えているので、やはり良い組織、良いチームを作りたいですね。
あとは、DXの文脈でこの地域に微力ながら貢献したいという思いは強いです。
DXは「IT技術の浸透によって人々の生活をより良いものへと変革させる」という概念ですが、産業構造もあり中国地方はDXへの取り組みがまだまだ進んでいないというアンケート結果もあります。
この地域でビジネスをさせてもらうことの恩返し、じゃないですが、地域社会がより豊かになることのお手伝いが出来ればと考えています。
このnoteを見てくださったあなたへ
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なんなら現地に滞在しているのは私一人です。
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