the bercedes menz 幸福な子供たち コード進行耳コピしてみた
去年出会った最高のアルバムから最高な1曲
the bercedes menz
『幸福な子供たち』のコードを耳コピしてみました
Xにポストしたところ多くの反応があり、とても嬉しかったです。ありがとうございます。
このnoteにも共有します
こっちはコードについてもう少し詳しく書いていけたらいいかな
レギュラーチューニングのカポ:2です
実際に弾いた動画は自分のXで確認出来ます。
https://x.com/superlucky214/status/1793279816717717828?s=46&t=s9MDalJUFeciaoNRDzTpgg
この曲はマジで語りたいことが多すぎるな
Am6(9) を選んだ理由
ベースはここでC#の音を鳴らしてるのでギターはB7(2カポなので)かなって感じたのですが音源で鳴ってるギターの響きがAの音っぽいなという理由でAを選びました。
Amでもいいのですがその手前でなっているコードがF#m7(9,11)なので9,11の音がなったままのコードAm6(9)にしました名前がカッコいいから選んだ訳じゃあないです
Am6(9)はこの曲においてサブドミナントマイナーの一つとしての役割を担当しています
他だとAmもサブドミナントマイナーです
(サブドミナントはサビで弾くAになります)
曲の中で『今の響きは哀愁っぽいな』と感じた響きがいわゆるサブドミナントマイナーだと思ってもらえればいいと思います。
B♭m7(-5)のあとすぐにAmに行く進行も好きですね。
ほとんどの楽曲はこのあとAmaj7に行きがちなところをAmに持ってくセンス
それだけこの曲はメロディと歌の力が強いです
あと3つのdim7を使うところが面白い!
Cメロで鳴らすGdim7は言わずもがな、Fdim7の存在ですよね。多分これはGdim7のネガティヴハーモニーとしての役割なんじゃないかなと。この話は説明するとクソ長くなるからまた別の機会にします
それと大事なサビね。
G#m7→D7(9)→C#7(9)→Fdim7
ここの流れが凄すぎる。
格ゲーで分からん殺しされた感覚
そしてサビ始めの進行
A→Cdim7→C#m7→D→E (??!!)
ジェンガブロックで遊び始めたら初手から平気で1番下の横ブロックを取られたくらいのスリルを感じました
ここでのD→Eはkey:Aメジャーからの借用和音(モーダルインターチェンジという手法)を使ってます。絶対に崩れないジェンガでした
とまぁ近年稀に見るすごい展開の曲だと思います。アルバムに収録されてる曲もめちゃ良いしコードを覚える勉強になります。
the bercedes menzはいろんな音楽家の耳に届いて欲しいですね
コード解説についてはこのへんで
そいじゃまた!