肩関節の夜間時痛について(5日目)
今年も残すところわずかとなっています。今年は反省点がすごく多い1年でした。勉強会の講師の先生はブラッシュアップのために毎日3時間、5時間していると聞いて本当におどろきました。自分との基準値の違いを感じました。凡人の自分はやって1時間程度でした。もっともっと上を目指していけるように来年は取り組んでいきたいと思います。まずは昨日の自分を超えられるように1日1日を大切にしていければと思います。
さて今日は肩関節の夜間時痛についてです。
肩の夜間時痛は多く見られますよね。自分もデイサービスに勤めているのですがやはり何人かいらっしゃいます。しかもなかなか改善が難しいですよね。
夜間時痛は大きく分けて3つに分類できます。
1)関節内(滑膜炎) 2)関節外(拘縮) 3)自律神経系に起因した免疫機能の低下
基本的には夜間時痛はなんらかの影響で肩峰下圧が高くなることで生じると言われてますね。
まずは関節内(滑膜炎)についてです。
滑膜炎は血流が増えることによって炎症性サイトカインが増えることになります。このことによって生理的な圧変動でも痛みが生じることになります。特徴的な訴えとして肩の奥の方が熱くなると表現される人がいます。
もう一つは自律神経系の影響についてです。
下行性疼痛抑制系の機能破綻により脊髄後角の抑制が効かずに生理的な肩峰下圧の上昇でも痛みが生じることになります。特徴的な症状としては重だるい痛みや覚醒後もしばらく痛みが続くと言われています。
夜間時痛の出現の特徴です。
患側を下に寝ることや背臥位で痛みが見られやすいです。逆に立位や座位を取ると肩峰が重力の影響により下に下がるため肩峰科圧が低下するため痛みが軽減するとのことです。
上肢の肢位よりも体位の方が影響を与えるみたいですね。
本当に知ると知らないのでは雲泥の差だと思います。どんどんインプットやアウトプットしていきたいと思います。