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アンガーをマネジメントする方法
怒るのって疲れますよね。たまに四六時中怒っている人を見かけますが、ある意味すごいなと感心しちゃいます。その怒りのパワーをどうにかして環境エネルギーとかに変換できないものだろうか。
人によって差はあるものの、ちょっとしたイライラから激怒に到るまで日常生活はアンガーと隣り合わせです。感情を表に出す事も大事ですが、常日頃から怒っていたら冷静な判断を下せない事が多くなるでしょう。私は基本的にあまり怒らない方なのですが、最近続けて怒る機会(?)があったので、怒りを沈める方法(アンガーマネジメント)について今日は考えてみたいと思います。
ちなみに一昔前にアンガーマネジメント (邦題:N.Y.式ハッピーセラピー)というコメディー映画があったんですが、すごく良い映画でした。時間があれば是非。
アンガーマネジメントってなに?
日本ではあまり聞かないですが、アメリカの大学に通っている時は色々な場面でアンガーマネジメントに関する話を聞きました。アメリカ人は切れやすいのかな?
Wikipediaさんによると
アンガーマネジメントの究極の目標は、怒りが深刻な問題にならないように上手く制御し、管理することである。
とあり、
アンガーマネジメントを学ぶメリットは、怒りと激しい爆発を減らすことができる点にある。高い攻撃性のせいで以前は緊迫していた対人関係を改善できる可能性があるほか、職業的には職場の対人関係を改善できるため、キャリアにとっても有益であり、より高い満足感が得られる。
と、より社会で生きやすくするツールのようなものと捉えています。
では実際にどう怒りと激しい爆発を減らせるのか方法論を見ていきます。
怒りを沈める具体的な方法は?
アンガーマネジメントに関する記事を色々と見てたら、なるほどなと思える方法がいくつかあったのでご紹介します。
- 怒りの原因を深堀りする
怒りには必ず原因があります。怒りの対象が人なのか、状況なのか、精神的な物なのか、物理的な原因があるのかを一度深掘りして怒りの根本原因を探ります。原因が分からずモヤモヤしている状態は、怒りの増幅要因にもな流ので、全てクリアにしていく作業は重要だと思います。
- The six-second solution
急に沸き起こった怒りは6秒で一時的に収まるそうなので、6秒間怒りの状況から一度離れて、違う視点から何が起こっているかを把握するのが良いそうです。その為に10数えたり、深呼吸を2回する等の方法が挙げられていました。
- Step Away
大きな怒りや長期に渡るような怒りがある場合は、一度その怒りから離れると良いそうです。離れる際に、自分自身で逃げるのではなく、怒りを沈める為に離れるというのを自己理解させておくのが重要みたいです。寝たりとか旅行したりとか、適度にお酒を飲んだりとか(酒癖悪くなければ)、怒りとは関係のない友達や家族と話したりとかが良いかもしれません。
リーダーの為のアンガーマネジメント
私はリーダーシップの重要な要素のひとつが”感情に流されない”事だと思っています。会社を経営していたりチームを率いていたりすると、不確実性の高い事象が日々発生し、感情が揺れ動きます。その感情の波をなるべく凪に近づける為に私が実践している方法をご紹介して終わりたいと思います。投資家とかから感情の起伏が無くて良いねとよく言われていたので、ある程度うまくいっている方法なのかなと思います。
まず怒りが生まれた際に、怒っている自分(A)を俯瞰的かつ客観的に見ているもう1人の自分(B)を頭の中に作り出します。そしてBがAに
- なぜ怒っているのか
- その怒りの終息地点はあるのか
- 怒る事によって生じるメリット、デメリット
- 怒りをすぐに収めて冷静になる事で得られるメリット
を質問し対話させます。頭の中でAとBが会話しているうちに冷静になり、大抵怒りが鎮まります。怒っている時にBを出すのは結構大変ですが、慣れてくるとすぐにできるようになります。重要なポイントが、Bはあくまでも冷静でAに対して上から目線で対話をする事です。
もし使えそうだと思ったら一度実践してみてください。