自分にかける魔法

仕事を行う上で、人間関係はついてまわる。

仕事内容は好きだし、待遇や給与面も不満はない。不満あるのは人間関係だ。

以前人間関係で大いに悩み、悩みぬき
私は自分に魔法をかけ、この局面を乗り切ろうと思った。

私を大いに悩ませた人物、、彼女、、。

彼女をAとしよう。
Aは今のチームの中で職歴が長い。ただ長いだけでこんなことも知らずによくここまで働けたな、というくらい仕事スキルは低い。プライドが高く分からないことを分からないと聞けない。注意の仕方が気に食わないと注意した人の人間性を罵る。好き嫌いの感情で仕事を割振りする。職場の備品や環境を私物と化し好きに支配する。新入職員を自分側に引き込み教えたがる。報告連絡相談がない。また報告内容が無駄に長く要点がまとまらない。人の行動を絶えずチェックしている。自分にとってメリットある人には媚びまくり取り込みグループを作りたがるが、嫌いな人は無視を決め込み周りを誘導して好き勝手に悪口を吹聴しイメージを悪くする。

私が入職した当初、入職2日目にAからAの苦手な同僚の悪口を聞かされた。何ヶ月が経ちそれがAの私をA側に取り込む術と知り、そこからAが嫌になった。
Aは他にもプライベートで良い噂を聞かないが、職場にその話を持ち出すのは違うと思いそれは話していない。
ある時Aの苦手な同僚がいなくなり、Aにとっては好き放題の仕事場になった。

お菓子やパンを堂々と始業時から食べる。好きな職員、媚びる職員にコーヒーを淹れお菓子を振舞う。

だが仕事スキルは低く顧客からのクレームも何度かあった。それに対しては何かと新人職員や若手を取り囲み色々なプレゼントを餌にして手懐け対応していた。生産性は低く質も落ちた。

当時私はAの存在がストレスで仕事に行くのが嫌で仕方なかった。

上司に相談もした。

少しはAの行動が改善されているように見えた。しかし上司の見えない所で好き放題振る舞っていたのは変わらないまま。

このような状況下で私は考えた。

面と向かってAに意見を言うことができるか、できないか。→できる。だが対立してもAが変わるとは思えない。自分が疲弊するだけでデメリットが大きい。
Aが好きな職員、媚びる職員に私が選ばれていないことに不満があるのではないか。→好かれなくてもいいのだが、あからさまに連れをつくり私を孤立させている動きがあるのは辛く疲れる、、など色々自分が仕事場で一番ストレスなことをあげた。
自分に取り巻きがいないことが寂しいのか→寂しいっちゃ寂しい。けどべったりは息がつまるかな。

細分化して細かく考えた。
自分しか変化できるものはないのだから。

私は策を練り、上司に伝えた。
業務は合理化し私に必ずフォローがついた。
相談できる人も増えた。
Aのことや取り巻き達のことを気にしないようにつとめた。
Aと接する時はボランティアのつもりで、必ず笑顔で接し冗談も言った。だが決して甘やかさなかった。
自分がこれからすべきことはAやAの取り巻きに関係しなくても万事うまく順調に運ぶ、と言い聞かせた。
私はAの悪口は言わなかった。
「大丈夫」と言わず難しいことは頼るようにした。

Aは変わらず傍若無人に振舞いベッタリ連れをつくり仕事をしていたようだが。
私の仕事に影響ない、と決めて働き出してからはAもAの取り巻きも気にならなくなった。
A達が楽しそうに笑っているのも「仲良し同志だから気が合うんだろう」と傍観者にまわった。

それから半年。

Aは異動になった。
風の噂では異動した先でも色々トラブルを起こしており近々退職するらしい。

Aの取り巻き達は仕事が出来ないままということに危機感を募らせたのか、色々勉強しており相談もよくうける。
仕事の生産性も上がり、色々な機関から注文受注も増えている。

人間関係に悩んでいる人に伝えたい。

まず貴方を悩ます人がいたら
その人とどんな関係になりたいのか、
その人に意見を冷静に言うことができるか
意見できるとして伝えるメリットデメリットを考えてほしい。
また対峙するに足る人物かということも。

職場で悪口は決して口に出さないでほしい。
言いたいのはやまやま。でもやめておこう。
あまり良いことにはならない、と思う。

自分にとってどんな仕事場でありたいのか
そのために何が必要なのかは絶えず考えていた。

正解はない。

だが自分しか変わるものはいないから。動くとすれば私が1番早くあてになる。

色々試してみて試した効果がどうか相手を観察して。
それでも自分にとっての苦痛が大き過ぎる時は
その場から離れる、という選択肢でも良いと思う。

どこにいても人間関係はあるのだ。
健やかな毎日を。






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