旅の哲学
旅をするときのルール。ありますか?
基本、ひとり旅をしている私ですが、
ひとり旅の鉄則があります。
1. 現地の人と話す
2. 人々の生活を感じる
3. 現地産のものをなるべく買う
4. 目的地を有名観光地にしない
5. いそがない
6. グーグル先生に頼らない
7. Pop-In
8. 夕日を見る
9. バックパックで行動する
10. タンブラーと茶葉を持ち歩く
以上。
なぜ、こんなルールを作るのか?
それは、ただ一つ。
なるべくまちに負荷がかからず、還元できる旅、をする為。
そもそも、旅をするというのは、
そのまちで暮らすことに近い、非日常の暮らし。
人と合う、人と出会う、人と話す、
これは絶対。
現地住民の方とも話す。
現地住民に愛されている場所に行く。
お土産。
その地で作られた物・愛されている物 = お土産
陶器、その地のクリエーターが作った物、
商店街の名物、小さなパン屋、
ご当地パン、ご当地牛乳、ご当地ヨーグルト、ご当地お菓子、銘菓。
ただでさえ、旅するだけで、糞尿をまちに落としている訳。
その時点で、まちにとってマイナス。
それならば、消費を通じて、極力まちに還元すべきではないか?
朝食は、地元のパン屋で買って、ご当地牛乳を持って、公園で食べたり、
お土産は、個人のお店や、現地で生産された物を買う。
地域のこともそうだが、何よりも楽しい。
これを心がけるだけで、旅の楽しさがupする。
お土産一つ一つに愛着が湧く。
旅中は急いではならない。
私はよく青春18切符を使って旅をする。
何より運転免許を持たない私は必然的に旅の足は電車となるだが。
18切符使ったことがある人はわかると思うが、
地方のローカル線で乗り換え時間が、
30分。1時間。余裕にあり得る。
東京の1分1秒の遅延や乗り換え戦争の喧騒に
日々身を置いていると、
30分!?もったいない!!って思うかもしれない。
そこをぐっと堪えて、待つ。
急がず、焦らず、待つ。
そして、電車に乗る際は、ギリギリに絶対に行ってはいけない。
東京の中央線や山手線のように2分おきに電車が来ない。
絶対に余裕を持って駅に着いて、
正しいプラットフォームにたどり着いて、並ばないと痛い目に遭う。
何より、早めに着くことで、いい席・眺めの良い席に座れる。
海沿いの電車だったら、海側。
夕方だったら、西側。
山や斜面沿いだったら、景色が開けている側。
座る側によって、見える景色が全然違うので、ここは大切だ。
何よりも、急がないことで、その一瞬一瞬を楽しめる。
まちの景色、人々の表情、空の色。
せかせかしてたら、こんなところに、目はいかない。
そういったことを楽しむのが、旅の楽しみだ。
極力Googole先生に頼らない。
旅中、Google先生に頼ると、
まち歩きしてるつもりが、気付いたら、iPhoneしか見ていなかった。
そんなことになりうる。
目的地に最短ルートに行く必要なんて、ない。
迷ってたら、出会う人や出会う店なんて、たくさんある。
だから、Google先生には頼らず、
紙の地図や自分の直感をもとに、まちを歩くのが「まち歩き」だ。
バックパックで行動する。
キャリーケースを使った時点で、旅は旅でなくなる。
キャリーケース、確かに楽だ。
けど、坂道、石畳には、向いていない。
そんな、持っている物で、行けない場所がある時点で、旅ではなくなるし、
旅の自由の侵害だ。
そして、何よりも「騒音」。
夜中や早朝に宿を行き来することもある「旅」。
特に、観光地ではなく、人が住んでいるエリアに行き来することもある「旅」。
住宅街に、夜中にカラカラ。早朝にカラカラ。
これは、立派な騒音。超迷惑だ。
地元住民への暮らしへの、尊重に欠けている。と、私は思う。
だから、キャリーケースは使わない。
どこでも、自由に行けて、音も伴わない。
背負って汗かきながら運んで、移動すること自体が「旅」そのものだ。
最後。
茶葉とタンブラー。
これは、旅中の節約が目的。
毎日、宿でタンブラーを洗い、お湯を貰えば、
ペットボトルを買う必要が全くない。
捨てるペットボトルもないから、ゴミも出ない。
湧き水を汲むことだってできる。
普段、タンブラーや水筒を使っている人は、多いと思うが、
旅行中は、案外ペットボトル派の人が多いかもしれない。
けど、あえて・だからタンブラーを持っていく。
地域への負担を減らすことにもつながる。
これが、私の旅のルール。
今は、旅に出たくて、出たくて仕方がないが、出れないこの頃。
また、旅ができるようになったら、ぜひ参考にしてくれれば、嬉しい。
nao
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