【Sheffield #week20 Part2】
2020.2.1 飯泉の留学日記
1. コロナウイルスがイギリスにもやってきた…!
今、世間を騒がせているコロナウイルス。
私も色々とSNSやらニュースやらで存在は知っていました。
あと、家族からも日本の状況をちらほら。
そんなコロナウイルスがついにイギリスにも。
グローバル化恐るべし。
皮肉にも、
コロナウイルスの初患者が出たのが1/31。
そう、EU脱退の日。
私がいるシェフィールドも他人事ではすみません。
シェフィールドには多くの中国移民がおり、
休暇から帰ってくる中国人学生もこの時期とっても多いから。
イギリスにいると、外見上では中国人として見られます。
中国人の割合がとてつもなく多いのと、
そもそも、日本人だろうと韓国人だろうと中国人だとうと見分けがつかないらしい。
まぁ、しょうがないよね。
だから、私が街を歩けば、
私は日本人ではなく、中国人(東アジア人)として認識される。
だから、中国・中国人に対する世間の動向は、
たとえ日本人であろうとも他人事ではない。
理解しておかないといけない。
実際にコロナが話題になってから、
私は、具体的な差別にあってはいない。
けど、「居心地の悪さ」「肩身の狭さ」が確実に増している。
事実、
私だって、マスクつけてる中国人集団を見ると、
「おっとー」っと疑いの目で見てしまうのも確か。
でも、それが同じように私にも向けられている。
これを受けて反省しました。
このループには、
2つの差別がある。
まず、東アジア人差別。
そして、東アジア人の中での中国人差別。
でも、差別したところで何も変わらないし、
私の目の前にいる中国人は、
何も悪くないし、
彼らが一番不安なのは間違いない。
このコロナの騒動で、
自分自身のアイデンティを見つめ直し、
中国人との共存の仕方や、
「差別」自体にも考え直すきっかけとなった。
でも、ずっとモヤモヤしてるのが、
「中国人ではない、私は日本人なんだ。」
この感情は、とても私にとってとっても複雑。
これは、アイデンティティの主張として捉えることもできるし、
時に、中国人差別としても捉えることができる。
留学に来て、
これほどにもこの問題で悩むとは思っていなかった。
コロナは、いろんな面で、他人事ではないんです。
nao