自分の道とは、
気づいたら、レールの通りに走ってる。
高校に行って、なんの疑いもなく、大学を受験し、就活をした。
キャリアは自分なりにじっくり考えてみたものの、やはりそれなりの企業に就職しそうだ。
時々、そのレールから飛び越えた人に出会うと、なんて私はつまらない人間なんだと、劣等感に駆られる。
レールからはみ出して、自分なりの道を謳歌している姿に羨ましさすら感じる。
ただ、今の私にそれをする自信も勇気もない。
一度キリの人生だもの。決定的な失敗は、避けたい。
自分の可能性を狭める道は、進みたくない。
なるべく舗装された、いろんな場所にいけるメインストリートを歩きたい。
でも、まっ平じゃなくてもいい。坂道で、時々水溜りが合ったり、してもいい。
そして、そのメインストリートのど真ん中を堂々と歩きたいわけでもない。自転車用のレーンでいい。
誰よりも優れた誇れる能力や才能なんてない。
だから、メインストリートのど真ん中も歩けないし、
逆に、自分で新たな道を開拓することもできない。
でも、いつかは、自分の道を創りたい。その野心だけはある。
だから、あと10年、
メインストリートの端で、いろんなものを拾いながら、歩いてみようと思う。