'継続できない'私が始めたnote

ずうっと前から気になっていた、ノート。

書くことが好き、でもブログではおしゃべりのような薄いことをつらつら綴っていて、ノートとブログをどう使い分けたらいいのか分からずに、ずうっと手を出せず、人の投稿ばかり読んでいた。

そんな私も、先日あるきっかけ家族との関係について真摯に書かれた方の投稿を読んでいたく感心し、やはり私もずっとやってみたかったことをはじめてみよう、ということでやっと重い腰をあげることにした。

ブログでは、ヨガや心身のヘルスやウェルネスを中心とした日々の出来事や感じたことをそのまま書いているが、こちらではもう一歩踏み込んだ私の気持ちやプライベートなどについて書きたいと思っている(が、どうなるか自分でもよく分からない)


あっという間に今年も3ヶ月が過ぎた。

一年のうちの4ぶんの1がびっくりするほど素早く過ぎていった。

フランスという土地で、ロックダウンと共に過ごした一年。

れっきとした用事がなければ家から出られず、仕事もリモートになり、ちょっとした息苦しさと普段と違う生活リズム、そして戸惑いと、それでも時々感じる人の優しさや暖かさに触れながら、今年の半分の半分が過ぎた。

これが吉本ばななさんだったら(学生時代大好きでよく読んでいた)きっと素敵なキラキラした言葉とともに、ロックダウン中の個人的体験をエッセイにしてしまうのだろうと思う。

でも私は、赤裸々な言葉でしかきっと表すことはできないだろう。ロマンチックとはかけ離れた単語やフレーズを使って、時に綺麗とは言い難い言葉でもって私を表現することしか。

それでもいいかなと思う。

ここでは私は、好きに自分の心の声を吐露していきたいと思っている。ブログでは、多少読む側の心情を考えたり、受ける受けないを考えたりもするが、こちらではもっと自由に表現していきたい。

今夜マクロンさんが、今後3週間の学校閉鎖(正しくは1週間の学校閉鎖と、1週間早めたイースターのバカンスでトータル3週間、フランス国内の全ての学校が閉鎖されるという通達、についての演説があった。

国民たちは皆、今回は去年のように完全なるコンフィヌマン(外出も厳しく規制されるロックダウン)に移行されると噂していたため、拍子抜け、した部分もあったかと思う。

でも、去年と同じようにしたら、国民の不満や怒りは爆発してしまうかもしれないし、そのくらいに皆、だんだん疲れが募ってきているのも否めない。

周りのフランス人や在仏日本人の知人友人たちは、早い段階から頭を切り替えて、リモートでもできる仕事を探したり、そのための準備に取り掛かったりしていたが、私はモタモタしているうちに今に至っている。

今後仕事や身の振り方をどうするかということについて、気持ちよく割り切った考え方ができずに、地方(か田舎)に引っ越して2拠点持ちたいとか、仕事を完全に家にいてもできるように整えるか、完全なる転職を図るかなど、周りはどんどん動いていっているのに心身ともにあまりパッとしない。

はっきりいって、リモートワークが思ったよりも疲れる、ということもその理由のうちの一つだ。

以前は、世界のどこにいても稼げるスタイルの仕事が最高にかっこよくてクールで自由の形だと信じ込んでいたし、いつかそうなることを夢見ていたけれど、今半分以上の仕事がリモートになってみて、リアルに会えることの大切さを痛いほど噛み締めてもいる。

100パーセントリモートという形が、今の自分には合っていないだろうし、パソコンを通じて話をしているともどかしくて、あぁこれが生のミーティングだったら、絶対にもっと話が早いだろうに!と思うことは数知れず。

これも慣れなのか、それとも私の頭が古いのか。

パソコンに強い人が側にいて、その人が全てのメカ設定について代わってやってくれたら全ての仕事がリモートでも良い、と思えるようになるのだろうか。

そんなことをぼんやり考えながら、コーヒー豆をミルでガリガリ挽いてお家カフェをする時間が、私のブレイクタイムでもある今日この頃。

外は春真っ最中、一年で一番気候の良いパリは、色とりどりの花が咲き乱れ、日が延び、日の入りの頃には大好きな深い碧い色に染まる。

すうっと記憶ごと吸い込まれてしまいそうな、宇宙の色みたいに優しくて力強い碧色。

あなたにもいつか、見にきて欲しい。

言葉なくても通じ合える、この空の下で出逢いたい。

おやすみなさい。

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