100個の課題に500人全員で入り乱れて取り組む! ムーブメントの震源地 fMD "井戸端超会議" で組織開発
freee を、社会を進化させるのは、あなた。
11月5日を「ムーブメント型チームの記念日」として、今年も freeers 全員で課題解決に取り組む全社対話集会「freee MAJIKACHI Day (fMD) 」を開催しました。(他の記念日の様子はこちらから)
今回は、「ムーブメント研究所(旧カルチャー推進部)」西村より、
その企画から結果までをまとめてレポートしたいと思います!
2019年11月。 「井戸端超会議」fMD 爆誕!
思い返すこと1年前。
一人ひとりが自ら問題提起し、freeeの進化に関与していくムーブメントのきっかけとなる場を創ろう!
そう考えて、ムーブメント研究所(当時のカルチャー推進部)でICX関口が中心となって立ち上げたのが、freee MAJIKACHI Day (fMD)です。
社内からの公募で選ばれた10のテーマ(課題)はスライドの通り。
それを問題提起した当人をリーダーとして議論の場を用意し、freeers 一人ひとりが参加したいテーマを自ら選べるようにして、全員で議論に参加しました。
当日の写真はこちら。
今となっては考えられないぐらい「密」ですよね(笑)。
これがまだ1年前なんですよねぇ・・・信じられん。
実はこの「密」も、「熱狂」を生み出す仕掛けとして、
意図的にデザインした体験。
社員全員という大人数のため、席を作ると入りきらないキャパシティを逆手に取り、「井戸端超会議」として熱狂を生む場づくりをしました。
そしてまた、それぞれの熱狂はそこでは終わらない。
むしろ始まりとなって、リーダーを中心に後日も活動が続き、それぞれのアウトプットに結実します。そう、fMDは単なるお祭りではなく、社内のムーブメントの導火線に火付ける日、キックオフの日でもあるのです。
少し専門的に言えば、fMD は対話による組織開発(組織をWorkさせる意図的な働きかけ)とも言えるでしょう。
「ムーブメント型チーム」である freee を進化させるのは、一部の経営者や我々ムーブメント研究所(当時のカルチャー推進部)の人たちでもない。
全 freeers で課題感を共有して、全員でその課題に取り組み、freee を進化させよう。ムーブメントのように。そんな想いで私たちは fMDを立ち上げました。
おりてきたビジョン
翻って、今年。
関口からバトンを貰って、企画のリード役となった週末。
いつもの早朝ランニングで駒沢公園まで走りながら、今年のfMDの姿が「おりてくる」のを待っていました。
そういえば在宅が長くなり、チーム内の会話はある程度確保されてきているが、他のチームが何をしているのか見えなくなったと、誰がが言っていたな。部門を超えた連携がしづらいという声。
いやーーー、そんなことないだろう。
確かに他のチームが何をしているのか見にくくはなったが、
リモートでも対面でも話しかける事からすべてが始まるのは一緒。
ベテランも、そうじゃない人も、
少し勇気を出して「日常の外」に話しかければ、
簡単に解決するようなことに、躊躇してるんじゃないか?
リモートでも、もっと気軽に発信したり、声をかけたりして、
誰かと話さえすれば、大抵のことは前進する。解決する。
「ムーブメント」はけして壮大な課題だけのためにあるわけではない。
もっと日常の身の回りの課題に対しても、自分で人を巻き込み、また巻き込まれて解決するようなリーダーシップ・フォロワーシップ発揮の成功体験を全員に積んで欲しい。
じゃあ、いっそのこと5人×100個の課題に取り組んでみるか!
それも全員で、同時に。
カオスだな(笑)。
だが、組織はカオスで活性化される。
日頃の業務と関係がない人とも、同じ想いがあれば、いつでも繋がって社会の課題は解決できる。そんなムーブメント成功体験を積んでほしい。
また仕事を共にすることで、freeers 同士の絆も深めてくれるはず。
100個の課題に全員で入り乱れて一気に取り組んだら、これはとんでもないことになるぞ・・・
そして、やってきたfMD 2020 当日
2週間後。早速、100個のテーマ&リーダーを募り、100のテーマが確定。チラ見せするとこんな内容。それぞれの想いも書かれた一覧を作ったんですが、それを読んでいるだけでワクワク!なんて声も。
・「戦後からの中小企業の歴史」講座を復活するぞ!
・SaaS指標についてマニアックに学びを深めたい
・dogfooding のあり方について徹底議論したい
・freeeのヘルプページ抜本改善するぞ!
・人事労務freeeにガイドを1つ以上追加!(QAもして本番リリースする!)
・freeers の情報をDB化&複合条件検索できるようにしたい
・機械学習で自動化できそうな課題を沢山だしたい
・読書を通じたナレッジ共有で繋がりあいたい
・あえて話す!リモートワークで失われたもの
・リモートチムビル事例まとめたい!
・新卒も、リファラルで繋がる文化をつくりたい!
・成長を支えるフィードバックを研究したい
・リーダーのマインドセットを語りたい
・ジャーマネのお悩み相談の仕組み化
・freeeで究極のホームウェアを作り隊!
・ユーザーさんが経営しているお店が表示される地図がほしい!
etc ..
そこに今度は、「一緒にやりたい人、この指とまれ!」と「のっかる人」とのマッチングを行ってリーダシップとフォロワーシップが交錯。
100個のグループを組み、準備を重ね、、、、あっという間に迎えた MAJIKACHI Day 当日。
今年は Remo会場が「密」なフロアとなりました。これが6フロアもあります。オンライン会議を500人で1箇所でやっていると思うと、凄い密度・・・!(これを恐れずにできたのはフリスピの経験があったお陰)
全社集会司会でお馴染みのミリプラ(miria & plant) に続きDS(CEO佐々木)が登場すると、チャットの熱気は一気に最高潮に。
#乗るぜ #乗るぜ・・・・・タイムラインが速すぎて全く読めない(笑)
freee は社会の進化を支えるムーブメントでありたい。今日は沢山の課題にみんなで取り組んで、ムーブメントを支えるムーブメントを巻き起こしていこう! ということで fMD スタート!
早速、各グループそれぞれに、用意してあったドキュメントをベースに熱き議論が繰り広げられていきます。なんだか楽しそうw
隣のテーブルの音が漏れ聞こえてくれて、会場が「ガヤガヤ」してくれるともっと最高なんですけどねー。Remo さん開発してくれないかなぁ。熱狂にガヤガヤは大事。
熱狂はその後も続く
そうこうするうちに、あっという間に60分が終了。
100のグループは、一体何を話したんだろう。
画面を見ているだけでは温度感が分からん・・・
と、暫く手ごたえが見えなかったんですが、30分後。
すぐに怒涛の議事録(meeting notes) 投稿ラッシュが始まりました。
ものすごい量のアウトプットが噴火した火山のマグマのように、
一気に社内SNSに流れ込んできます。
読み切れん・・・・(嬉)
直後の事後アンケートにはこんな声が。
・freee のカルチャーを感じられ、会社にプラスな企画が生まれると思いますし、業務以外の繋がりができるので、Qに一回くらいやって欲しいです!
・企画ありがとうございました!テーマを眺めているだけでも、自分が会社/社会にとって何ができるかを考えることができた気がしています。
・交流したことのないメンバーと、職種横断でディスカッションをするのはすごく刺激になります。こういう場はたくさんあるといいなと思いました。
・fMDの場で終わることなく、この先に繋がるアイデアの種まで出てきたのがとてもよかったです。リモートになってから話せていないメンバーとも話すことができました。
・むしろ(社内SNSに)流れてくる大量のmeeting notesにムーブメントの火種を感じました。これ読みながら飲む会をしたいくらい、面白い内容が多すぎて、改めてfreeeすげえなって感じています。
・同じ課題感をもった人と集まれたため、部署関係なく関係性ができ、相談しやすくなったのも大きいです。
・いまの課題に直結するハックが見つかりました!機会を頂きありがとうございました。またやりたい!
今回の fMD でムーブメントの火種を感じてくれた人、72%。
社内に新たな繋がりができた人、70%。
どうやら freee の中の沢山の火種に火をつけることができたようです。
freee にはみんなに愛される「カッとなってシュッとやる」という言葉があります。信念に基づく素早い問題提起・意思決定・実行。
fMD は、まさに全員で「カッとなってシュッとやる」日でした。
そしてfreee を、社会を進化させるのは、あなた。
会社が大きくなると決められた組織のプロセス・慣性にそって行動しがち。
それで閉塞感を感じてしまう人も多いと思います。
でも、あなたから話しかけさえすれば、勇気を出して行動をおこせば、思ったよりも簡単に、同じ想いをもった仲間と繋がることができる。
リモートだからって、いつもの場所・いつもの相手とのコミュニケーションに縮こまっていてはもったいない。コンフォートゾーンから1歩踏み出して、発信すれば、話しかければ、繋がります。
繋がって対話をすれば、新たな可能性が広がっていく。
身の回りのちょっとしたモヤモヤは、大抵解決する。
まずは、いつもと違う人に声をかけてみましょう。
呟いてみましょう。
そこから、可能性の扉が開きます。
その小さな一歩から、熱きムーブメントが生まれるかもしれません。
私たち「ムーブメント研究所」は、日々、ムーブメントの火種が燃えやすい土壌づくりを研究しています。
「ムーブメント型組織」で社会を、世界を進化させるために。