3つの時代からみる フォーカスすべきこと&捨てるべきこと


僕たちは、今、時代の変化の節目にいます。
これまでの「当たり前」がひっくり返る期間といってもいいかもしれません。

じゃあその「ひっくり返った後」の世界はどうなるのだろう??


その前に、人類の歴史を振り返ってみましょう。


大昔ずっと僕たちは食糧を求めて各地を旅していました。獲物を狩るハンターだった。
弓矢槍を作って動物を買ったり、植物や木の実を採取したり、食糧が見当たらなくなると移住をして暮らしていました。


そこから「農業革命」が起こり、人々は、定期的に安定して、食糧を生産することができるように。このことで、一つの場所に定住をし、そこに村や集落といった「小規模の共生コミュニティ」が生まれます。


これが第1時代の始まりです。


第2時代とは、「産業革命」によって起こりました。農業革命後、食糧をさらに安定して大量生産するために、そして、生活をより豊かにする製品の生産をするために、人間は機械や道具を作るように。


これが第2時代の始まりです。


第3時代は「情報革命」と言われていますね。インターネットの発達によって、情報の伝達が加速し、すべての出来事がすぐに情報として入手できたり、より豊かな人生を送るための情報に価値が置かれるようになりました。


でもこの情報革命は、まだまだ序章にすぎません。


これから更に情報の加速化が行われ、特に2021〜2022年あたりで人々の生活に大きな変化が起こると予想されています。


情報の時代では、それまで、「物質」に価値が置かれたり、「保持」や「保有」することが人々の生活を豊かにするものでありました。


しかし、これからの本当の第3時代においては、「何かを持つこと」よりも「形のないもの」に大きな価値が見出されそうです。


ビジネス・経済の世界では「もの」から「こと」へと、
人々のニーズは進化していると言われてます。


「もの」とは、商品・サービスですが、「こと」とは、「体験」や「精神的充足」です。お金を使うことで「いい体験」を得てもらえるか、が売れる商品とそうでない商品を分けていく。


僕は、
「つながり」
「価値ある情報(書き手の人格が表現され、人の役に立つもの)」
「個人メディア、セルフブランディング」
「センスや個性」

というものがフォーカスされていくように感じます。


大企業のブランドや、
有名企業での実績などの硬く盤石なキャリアよりも、
「僕らしさ、私らしさ」を表現したり、

より「コアなファン」を集めて「新しいライフスタイルを生きようぜぃ!」くらいの個性的で、柔軟性のあるメッセージを伝える個人が
豊かなキャリア、人生を形成することでしょう。


個人起業される方にとっては、とても大きなチャンスに思います。


そしてもう一つ、これからの時代に必要なもの、
というか、今捨てるべき「古い考え」があります・・・


第3時代(情報やつながり、体験、オリジナリティに価値が生まれる時代)
に持ってきてはいけない。というか捨てるべき古い考えとは、

「我慢する」とか「頑張っていれば、いつかきっとよくなる」
という考えです。


「努力は報われる」
という思想は、
これからの時代にはフィットすることは無いでしょう。


時代は、今、豊かに生きることを求めています。

これは第2時代的な「物質」としての豊かさではなく、精神的な豊かさ、安らぎ、というものです。

第2時代では、広い視野で、
人間だけよければ良いという視点で僕たちは幸福を求めてきましたが、

「社会全体、地球全体、
に無理を要してきた」
という事実から、多くの人が、目を背けていました。


これからはより、広い視野を持つ
「余裕・豊かさ・安らぎ」を
追求していくことが求められます。


そもそも努力するという言葉は、
「力を入れることによって何かを得る」
という意味合いが強く、生きるために、必死である様子が伺えます。


この状態では、思考は狭くなり、
自分のこと、生きていくことで必死という状態は
必ずしも全体的な「豊かさ」を生みません。


そして、本当の意味で「努力」をしている人は
自分が「頑張っている」という気持ちを持っている人が少ない、
というのが私の個人的な印象です。


逆に

我慢をするタイプの人は、
「自分はやりたいことを長い間、我慢してきた、
だからこれくらい許されるはずだ」と、

ある面では社会的な「正しさ」をきどるが、
その反面ではやましいことや、低俗的なことをする
と脳科学者の方が書いた本で読んだことがあります。


一つの考えに固執するのではなく、
システムや仕組み、やり方、
商品などを必要に応じて柔軟にフレキシブルに変えていき、

より「今」にフォーカスして、生活する人や
ビジネスをする人がこれから増えてくるでしょう。


住む場所も、働く場所も、
より「心地よさ、安らぎ、刺激」を求めて、
好きな人と、好きな時に、好きな場所で働いたり、
住んだりする人が、理想の姿として求められそうです。


一見「自分勝手に生きている人、わがまま、低俗な」
と思う人がいるかもしれませんし、

お金を使って贅沢をしている人に
印象を悪く持つ人が多いのも事実です。


しかし、
僕自身、より精神的な充足感や豊かさや自由を求める
人々をみて非常に高度な思考を持っていると感じて止みません。


なぜなら精神的、経済的豊かさを追求するということは
人間らしさの追求だからです。


繰り返しになりますが、努力や我慢をする生き方は、
「生きるために必死」ということが言えます。


生きるために必死の人は豊かさを追求はできません。


そのような人が、愛する人々との関係性や、
地球全体、社会全体を考えて、
日々、余裕をもって、おおらかに過ごせるとは思えなく、

それは、全体的には、プラスになりませんよね。


自己の豊かさ、余裕、安らぎを得ている人や、
人生に程よい刺激があって
固執しない考えや生活をしている人であれば、

きっと、「今の自分にできることはなにか」
「全体のためになることを全力でするとしたら
どんな行動ができるのか」を考えられるはずです。


そして僕自身もこのような人格とライフスタイルを追求するため、
今を生きています。


なお君こと
鎌鹿 尚広(カマカ ナオヒロ)より


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