【事実婚を選ぶ理由】
【事実婚を選ぶ理由】
事実婚をして15年目になるKさん。
Kさんが事実婚を選択理由は
3つあるそうです。
(以下Kさんのブログと
インタビューを元に記します)
1つ目は、
名前を捨てる=自分を捨てるという
アイデンティティークライシスに
陥ったことでした。
「私なのに私じゃないみたい」
「自分は一体何者なの?」
前夫と結婚した25歳の時、
新しい名前を受け入れることが
出来ず、このようなことを
考えたそうです。
これは男性側にはないものですよね。
「社会との間柄の大きな変化」を
女性は結婚と同姓によって得ることを
多くの男性は知らないように思います。
2つ目は、
お互いの両親が
激しく結婚を反対したこと。
旦那さんのご両親は
Kさんと一緒になることを反対。
Kさんのご両親もまた
旦那さんと一緒になることを反対。
だから、無理に相手側の家に入る、
ということの理由がありませんでした。
これも場合によっては
女性にとって、
「心の底でずっと引っかかるもの」
になりかねないことですよね。
相手を愛して結婚したけど、
え?家族も愛さないといけないの??
っていう、変なべき論、があるなと思います。
3つ目は、
名義を変更するのが
面倒だったから。
「え?」と思うかもですが、
実はこれ、大変だということを
僕も知らずにいましたm(_ _)m
運転免許、マイナンバーカード
銀行口座、生命保険、パスポート、
クレジットカードなどなど
電話、郵送、窓口で
1か月以上かけて行うんです。
さらに仕事をしている女性に
とっては、社内の書類や、
名刺など、面倒な作業が
続くわけですね。
「普通だよ、
みんな我慢しているんだ」
みたいな意見もあるかも
しれませんが、
僕は
結婚という「形」よりも「中身」が大切。
女性の「犠牲」よりも
「勇気ある選択」で不満や不安のない
関係が一番。
これまでの「当たり前」よりも
「インクルーシブ」な世界になってほしい。
と思っています。
実は現在は、
夫婦で別姓にすることが
(世界では当たり前なのに)
日本では認められません。
早く選択できる世の中が来てほしい、
と思っています。
そんなKさんの生い立ちは
「憧れの結婚」という社会の常識を感じられない環境でした。
〜〜〜〜
僕:
ご実家について教えてください!
Kさん:
私の家系はとても複雑で、
母は父と結婚する時に、
稼業を手伝う形で
母の叔母の家に養子として
入りました。
私からすると
母の叔母が、祖母、祖父と
なりますが、
潔癖症の祖母は
母にしつこく嫌がらせを言い、
父は銀行員を辞めて、
祖父祖母の稼業を手伝って
いましたが、
養子のため、言われたことを
ただただするしかないと
言った様子。
さらに祖父はお酒を飲むと
家族に暴力を振るう人間でした。
なので、誰も家に居たがらない。
本当に妙な家庭環境でした。
私は、ずっと弟2人と
この家から逃げたかったんです。
家族、結婚に憧れもなく、
逆に「嫌なもの」として
育ちました。
私と父と母の関係も
めちゃくちゃ悪く、
常に反抗をしていましたので、
それを見た祖母が
「一体どんな教育してるんだ!」
と母を罵倒し、
母はそのストレスで、
私に当たってくる。
私は更に反抗する、
という悪循環でした。
今、大人になって思うのは
祖母も大変だったろうし、
母も大変だった、
ということです。
〜〜〜〜
このような家族関係の中で
育ったKさんが
「事実婚」という
選択をするのも
とても理解できます。
Kさんに最後に聞いてみました。
〜〜〜〜
僕:
夫婦って何だと思いますか?
Kさん:
今「陰陽五行」を学んでいますが、
夫婦の関係は「義德」に当たります。
義德の関係とは、
役割を果たす関係ということ。
妻は妻としての
守られる役割がある。
夫は夫として
守る役割がある。
仕事をする、
稼ぐとは別に、
これらの役割を
全うすることが大切だと
思います。
簡単に言うと、
あげまんですね!(笑)
女性は男性を立てて、
いい気にさせておく(笑)
男性は女性の手の上で
転がるぐらいが
ちょうどいいんですよ(笑)
〜〜〜〜
家族・夫婦関係を
悩んだ末の
Kさんの言葉。
めちゃくちゃシンプルで、
笑えますよね。
昔あったことも
笑い飛ばせるKさんは、
今、旦那さん、
娘さんとの関係を
フラットに(感情の起伏のなく)
ニュートラルに(中立な状態で)
見られているんだろうなと思いました。
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