自分への「疑い」はやめられるのか? (3)
こちらの記事の続きです.
いよいよ最後の4つ目となりました。
自分への『疑い』を受け入れる方法、自己疑念の対処法の4つ目です。
4つ目『ジャッジせずに学ぶ』
僕が実際に行っているのは、『土曜夜の振り返りタイム』です。
毎週土曜日の夜に、その週にあった出来事や自分が何をどうやったのかを振り返る時間を作ります。
ポイントは、数字で自己評価をすることです。
どんなことがうまく出来たか?
どんなことが、もっとうまくできそうか?
自分について何を学んだのか?
仕事や、健康、パートナーシップなどの項目に分けて1〜10点で評価していきます。
このときのポイントは自分自身との『脳内個別セッション』を、自分を過小評価したり、過大評価するのではなく、淡々と『学び』に変えていくのこと。
「あー、なんであの時あんなこと言ったんだ」
「あの時、ああしてさえいれば・・・」
と考えても、それを感情的に捉えずに、「波立たない湖の水面」のごとく静かに見つめます。
次にその週に起きた一つの印象深い出来事にフォーカスします。
そして、
「この出来事を通じて学んだこと、自分自身が気づいたことはなんだろう?」
「この出来事から、もっと自分らしく生きるために、自分をどういう人間だと認めたほうがいいか?」
「この出来事から、もっと自分らしく生きるために、自分には必要のないことで排除すべき部分については何を学んだだろうか?」
というような、振り返りをします。
この習慣を通じて、自分自身が体験していることから、常に学びを得てみましょう。そして、自分に必要のないものを取り除いたり、新しい習慣を取り入れたりして見て欲しいです。
自分への疑いが、行動することを抑制してしまうのは、
毎週、毎日、毎年をその場を乗り越えることだけに意識していたり、自分の力で成長する体験がなく、成長している実感が無いからです。
多くの場合、僕たちは、「自分をジャッジする」ことで、不必要なものを取り除こうとします。
しかし、ジャッジは何の成長も生みません。
なぜなら、ジャッジとは「問題から早く逃れたい」「問題を見ないようにしたい」という、逃げの言い訳として、切り離す行為だからです。
「オレはダメだ」「私はダメな人間」、、よりも
「どんな学びがあるのか?」「何を気づかせようとして起きているのか?」
と考えるべきです。
自分を卑下する前に、学びにフォーカスをするだけで、その次には成長が待っています。成長を感じると、新しい自分を感じることができます。
困難やイライラしてしまうことも、『学び』として、パワーアップの道具になります。
自分自身に、少しでも成長の「勢い・はずみ」を感じることで、『乗り越えること』の楽しみになるでしょう。
あなたはいつでも、誇らしい自分を手に入れることができます。
一歩踏み出し、今を生きよう、今日が変化を起こす日です。