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【IDEA】ザ・ルックス
今回は「容姿」についてです。街界隈歩いていると、どうして人は容姿にこだわるのかなと、子どもみたいな疑問を持つことがあります。動物的な見地であれば、異性へのアピールであり、引いては種の保存や子孫繁栄に繋がるのかもしれません。ただ、人間の場合、それほど単純ではないと思うので、私なりの考えをまとめてみました。落とし所の無い記事ですが、良ければ読んでみてください。
【そもそも人間は雄雌ではなく男と女である】
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2冊で300円です。
男性は、知覚し、比較し、判断するが、女性は、自発的に、気の向くままに、認知する。(中略)男児は、知らない事物に接すると、いつもきまって、「これは、どうしてこしらえたの?」、「どこからでてきたの?」とたずねる。ところが、女児は、「まぁ、きれい!」「あら、いやだ!」「これだれの?」と叫ぶ。男児の場合は真理を求め、女児の場合、個人的な利益を求めているのである。
まず、男女の心理を調べます。上記の引用にもある通り、男の子というのは、答え(真理)に対する「なんで?なんで?」が多いです。まるで、禅問答のように、私自身も子どもの頃よく親を困らせていました。
一方で、女性は見たもの、感じたものを素直な感覚でリアクションしている気がします。確かに、女性は男性よりも色覚や嗅覚などの識別能力が高いことも分かっています。
これは、男女のデートでもあるあるな話で、買い物の際、目新しい商品に対して女性は「これ、かわいい!」となる一方で、男性は「これは、どこのメーカーだろう?」みたいに会話が噛み合わないケースです。こうならないために、私は「へー、スゴイ」とか言って誤魔化しています。
まぁ、近頃の男子は「かわいい」と言っている気もしますが…
【こだわる目的は何なのか】
以前、趣味が美容と答える女性が、こんなことを言っていました。
「別に男の人に見られたくて美容が趣味なわけではない。自分がきれいになることで気持ちが上がるからやっているだけ」←ごもっともです。
女性であれば、美容がメークアップと関連しますが、それも今や一昔前の話であって、薬局や雑貨屋の化粧品コーナーには男性用コスメが陳列されているので驚きです。
しかし、これは偏見するものではありません。ただの流行りで片付けるのも安易です。現に、江戸時代の書物である【葉隠】には「写し紅粉を懐中したるがよし。(後略)」とあるように、当時の武士も顔色が良くない日は、紅粉を顔に塗っていたそうです。
ただ、彼らの場合は、たとえ体調が悪いとしても、それを相手に悟らせないという心理が先行しています。諺に「武士は食わねど高楊枝」とあるように、矜持の高さを表しています。つまり、男というのはナメられたくないというのが深層心理にあります。
尤も、これが容姿にこだわる一般的な答えではないと思います。首を傾げる方もいるはずです。ましてや、男女二別するのがナンセンスな昨今、こうした切り口で敢えて記事にしているのも、前回の記事「ザ・ポリッシュ」の続編でもあるからです。
というのも「こだわり持つ」ことで、その言葉では片付けられない境地に経つ人もいます。
下記の動画は、とある年配のボディビルダーのドキュメンタリーです。本記事と関連していく上で、色々と考えさせられたので転載しておきます。サムネの背中を見る限り、とても82歳には見えません。
【おわりに】
ここまで読んでいただきありがとうございました。先日、フォロワーが800人を越えました。チップも頂けるようになり感謝しています。これからも、何かの参考になるような記事を投稿していくのでよろしくお願いします。