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家庭内のガラパゴス化を受け入れる修行は、まだ始まったばかり。~育休2回目の始まり~

2023年1月末、私は第二子になる息子を出産し、夫はなんと、また育休1年を取った。もうこうなったら育休のプロである。育休の事なら何でもボクに聞いて、という顔をしている。

夫は率先して育児をこれまでもやってきて、私が妊娠中は特に夫主導で家事育児をしてきた。とてもありがたかったが、若干、ほんの若干だが、今まで気にならなかった摩擦が出てきた。
私と夫で家事育児の考え方や許容範囲の違いが顕著になってきたのである。
何が違うのかというと全てが違う。
洗い物のタイミング、沐浴の仕方、泣いている赤ん坊をいつ抱き上げるか、寝かしつけの方法、部屋の片づけをいつするか、洗濯の仕方、子供のわがままをどれくらい許すか、赤ちゃんグッズの消毒の仕方、買い物の仕方、、、とにかく、全てが違う。それぞれがガラパゴス式に進化をしているのである。

私は一人目の育休時から、夫のやり方に口を出さない、と心から注意していた。「妻に家事のやり方を注意されてやる気が起きない」という体験談を沢山見てきたからだ。料理後のコンロがベタベタでも、排水溝の掃除がイマイチでも、逐一厳しくチェックするような真似はしてはいけない。
しかし夫は私にアドバイスをしてくる。「この干し方はこうした方がいいよ」とか、私が何も知らない小娘かのように家事育児を「教えて」くれるのだ。
私には私のやり方があるし、子供の事を夫よりわかっていないと思われたくない、という母としてのプライドもある。夫が家の事をしてくれるのはとてもありがたいのだが、そんな気持ちになってしまうのは、私の修行の足りなさか?前代人的な感覚のなごりか?私の考えが古い現れなのだろうか?

でもこれは恐らく、多くの夫婦での問題ごとなのだと思う。夫のやり方が気に食わない妻、逆もしかり。衛生や命にかかわる問題ならしょうがないが、多くは「どっちでも良くないか?」という事だろう。

例えば買い物は、私は出来れば少しでも安く買いたいタイプ。しかし効率重視なら多少の差は目をつぶった方が早い。でも私は、あっちのスーパーで同じ豆腐が20円安く売っていると知っているから、目の前の豆腐を買い物かごに入れられない。肉もここら辺では一番安いあの店でまとめて買って冷凍しておきたい。ごはんも、土鍋で炊いて一膳ずつ冷凍している。炊飯器で保温した方が楽だと思うが、こっちがいい。
夫は多分効率タイプ。大した差で無いのなら、すぐ買ってしまいたいようだ。
だから夫が買い物をしてくれる時に、例えそれが多少高いものだと分かっていても問い詰めるような事はしていない。また夫も、本当は冷凍じゃない肉が好きだけど、私のやり方を受け入れてくれている。私もそれを知っているので、たまには冷凍じゃない豚バラ肉を、値段を薄目で見ながら買っている。

相手のやり方を受け入れるのは、意識しないと出来ない。変なこだわりは少しずつ捨てて、お互いが快適に過ごせるようにする事が一番重要だ、と考えている。
まだ二人目は生後1ヶ月。今後ともお互いのベター(ベストは無理)な育児の方法を模索していくべく、頑張ります。

p.s. ビール飲みたい。


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