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「リーダーの言語化」読了!
言語化コンサルタントで、作家でもある木暮太一さんの新刊「リーダーの言語化」を読了しました。
この書籍は2023年6月に出版された「すごい言語化」の続編にあたり、「リーダー」に必要な「言語化」が体系的にまとめられていました。
私は以前出版に興味があったので木暮さんの出版セミナーに参加したことがあるのですが、ワークを進めていきながら、自分がやりたいことや伝えたいことがなかなか言葉にできなかったことを今でも覚えています。
「すごい言語化」を読んで感じましたが、普段使っている言葉、そして日本語でのコミュニケーションそのものが非常に「あいまい」であり、「行間を読まなければならない」言葉であることを再確認できました。「言語化」されていないことによるミスコミュニケーションが起こってしまうのは必然だなと感じました。
私は長らく現在コースの責任者をしていますが、この新刊「リーダーの言語化」は上司の立場にある方は絶対に読んだほうがいいと断言できます。
まず刺さったのは書籍の表紙の帯です。
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「リーダーの役割は『責任をとる』ではなく、言葉で『明確に』伝えること。」
若手の先生たちに「何かあったら俺が責任とるから、やりたいようにやったらいいよ!」
これまで何度言ってきた言葉だろうか。
全く言語化されてません。
学年への連絡・指示において、必要なキーワードのみを伝えたあと、「あとは学年の先生方で判断して進めていただいたら大丈夫ですよ」
これも何も明確になっていません。
経験の少ない若手の先生でもまずは自分でやってみることが大切な部分はあるし、学年主任の先生を中心に経験のある先生がいる場合は、主体性が薄い状態で仕事をしていただくと生産性にも影響するかなと思い、無意識のうちに上記のような表現でコミュニケーションを取っていました。
さらに帯には「いい感じにお願い!」とも書かれています。
このフレーズ、絶対に使ってます!
実際の場面で印刷を他の先生にお願いするときに、
「この教材を6クラス分印刷して、あとは配布しやすいようにいい感じにやっといてください」って言ったりしています。
このようにリーダーが明確に伝えないことでミスコミュニケーションが起こり、理不尽な叱責によるハラスメントや、業務のやり直しによる長時間労働に繋がるのです。またお願いした相手に対するストレスも溜めることになるかもしれません。
この辺りは序章の内容ですが、私はここまででもすでに多くの気づきがありました。
第3章の「指示の言語化」の内容も現場ですぐに活用できそうなことばかりでした。
その中でもリーダーが示すべき3つのアクションが非常に興味深かったです。
・「やるべきこと」を明確にする
・「やらないこと」を明確にする
・「間違っている行動」の軌道修正をする
何でもかんでも指示しすぎると自分で考えて主体的に仕事ができなくなるから、私自身必要以上に指示をしないようにしてきたのですが、読んでいる中で「やるべきことをしっかり伝えた上でお互いが理解していたらOK」と書いてありました。振り返るとそこまで明確にやることを伝えないまま指示を出していることが多かったなと反省しました。
このように読み進めていけばいくほど、いかに自分が普段発している言葉が「言語化されていないか」ということを痛感しました。
改めて上司の立場にある皆さんはぜひこの「リーダーの言語化」を読んでください。
具体的なシチュエーションや言語化の方法などが「明確に」示されています。
学び多き時間となりました!
私の職場やお近くにいる方でこの本が気になった方はぜひお声がけいただけると嬉しいです!