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教員がパラレルキャリアの道を歩むとどうなる?
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
前回は私自身のパラレルキャリアとしての活動をご紹介しながら、学校の先生のパラレルキャリアの可能性について少しお話させていただきました。
本日は、教員がパラレルキャリアの道を歩むとどうなるのかということを少し紹介できればと思います。
【教員がパラレルキャリアをすることのメリット】
あるサイトから引用したものと、自身の経験をもとに紹介していきます。
(一部「副業」的な要素も含んでいます)
① 学校関連以外の方と知り合うことができる
パラレルキャリアを実践すると、さまざまな異業種の方と知り合う機会が増えるので、人脈を広げることができます。学校はある意味閉鎖された空間であり、教師以外の方と知り合う機会はあまりないといえます。
しかし、パラレルキャリアを実践していると、学校以外の方と知り合う機会が増えるので、いろいろな情報を取り入れながら人脈の幅を広げていくことが可能です。
転職を考えたときや、定年を迎えて第二の人生をスタートするときなど、この人脈がメリットをもたらしてくれることもあるでしょう。
② 教職以外の仕事のスキルや知識量が向上する
パラレルキャリアの活動において、教師以外の仕事や活動に取り組むことでさまざまな知識が増え、その結果「教える」という技術の向上につながることがあります。
たとえば、youtuber(ユーチューバー)になるとIT系の知識量が増えますし、資産運用をすれば金融の知識に詳しくなります。金融教育も家庭科に入ってきますし、ますます大切になってきますね。
また自分がやっていることを子どもたちに伝えることで、教科書とは違う生の情報を届けることができ、先生に対する信頼感も高まるでしょう。
このようにいろいろな知識を吸収していくことで、幅広い知識が蓄積されて世のなかの現状をよりよく理解できるようになるでしょう。
③ 人生の幅が広がる
パラレルキャリアの実践していくと、いろいろな知識や人脈を得ることができ、それがまわりまわって今後の人生に生きてくることがあります。
さまざまなことを学ぶなかで「こんなことをしてみたい」と、別の職業に興味が出てくることもありますし、起業をしたい、チャレンジしたいと思うこともあるかもしれません。
自分がやっている活動をセカンドライフで仕事にするという展望も描けるかもしれません。
④ リアルな働き方や社会を子どもたちに伝えることができる
テクノロジーの進歩やコロナ禍において、世の中は目まぐるしく変化し、働き方も多様になってきました。
今ある職業がなくなったり、新しい職業ができるのはもちろん、一生同じ1つの企業で働き続けるなんてこともますますなくなってくるでしょう。
そんな中で教員が多様な働き方や活動をしていれば、子どもたちに将来の様々な可能性を伝えることができるでしょう。
⑤ 時間の使い方や仕事の質が向上する
パラレルキャリアを実践するにあたって、やはり自身の時間管理がかなり必要になってきます。
これまでの時間の使い方を見直すことで、より効率的な時間の使い方や仕事ができるようになります。
全ての仕事や活動に100%時間とエネルギーを注いだら、素晴らしい仕事ができるというわけではないと思っています。
以上、教員がパラレルキャリアを実践することメリット的なことをお伝えしてきましたが、もちろん職場や同僚、家族など、周囲の理解も必要になってきます。
パラレルキャリアのゴールとしては、最終的に教員自身が子どもたちの身近な大人のロールモデルとして自分らしい教員人生を送り、定年後も充実したセカンドライフを送れるようになることだと思っています。
日々忙しく、ブラックと言われ、なり手も少なくなっている教員ですが、仕事に追われる毎日ではなく、「パラレルキャリア」という言葉を少し意識して日々の生活を送っていくと、教員人生も変わっていくかもしれません。
少なくとも私は教員人生だけでなく、人生そのものが変わりました。
子どもたちの未来を担う学校教員の「新しい働き方・あり方」の1つとして考えてみてはいかがでしょうか?
本日もここまで読んでいただき、ありがとうございました!