かつてのレギュラー
マクドナルドのサイドメニューの中で、期間限定のスターとも言うべきメニュー。
そう。
ベーコンポテトパイ
略してBPP(だが、そんな言い方聞いたことはない)
私はこのBPPを愛している。
かつてはレギュラーメニューだった。
学生の頃、閉店まであと40分くらいのマクドナルドに飛び込み、ドリンクS(何にしたっけな?)とBPPをオーダーした。
「BPPは切らしてしまってお時間いただきます。ホットアップルパイ(HAP)ならすぐご用意できますが」
「いや、待ちます。BPPで」
それくらい好き。
きっと迷惑な客だったろう。
できたてのBPPは、店員の怒りがこもっているのかと思うほど熱かった。
そう、できたてのBPPは熱いのだ。
猫舌殺しと言ってもいい。
さらに言えば、焦って食べるとパイが変な割れ方して中身がこぼれる。
せっかち禁止のメニューだ。
とはいえ、絶妙な舌触り、絶妙な塩加減、絶妙な具材のバランスが繰り出すBPPの妙味は、HAPも敵わない。
しかし、現在レギュラーメニューを張るパイはHAPだ。
きっとうま過ぎて売れ過ぎてブレーキかけられてるんだな。
HAP売りたい勢の陰謀なのかもしれない。
(しれなくない)
しかし、期間限定となってもなお、いや期間限定となってますますその存在感が際立つBPP、こと、ベーコンポテトパイ。
今回も限定の期間中にその妙味を味わい、自らの味覚に叩き込む決意だ。